我流文筆生活

TVXQに夢中な女子の戯言を徒然なるまま書き散らかしております(^w^)

“No more war”について物想ふ

2006年08月12日 | 映画の感想
8月になると厭でも戦争を意識させられます。
日本に生まれたからにはな。

我は(北関東在住歴の方が遙かに長いが)長崎に生まれ、
母方の祖父母がモロ戦争体験者な為、
昔帰省する度に話を聞き、精霊流しもしたし、
原爆資料館も行ったので、
この時期はなんとなく感傷的。

(誠に不謹慎ながら)原爆資料館はホラー映画より
全然怖いです…リアルだから。
アレをみたら並の神経の人間なら「戦争したい」とは
思わんはずだが(>_<)

昨晩もNHKで『満州国建国の成り立ち』みたいな番組を
やっておったが、
一握りの政治に関わる人間の“常軌を逸した”考えの元に、
真実を知らされぬその他大勢の国民が巻き込まれていった、
という事実に唖然…

その関係で、本日はこれから『太陽』という映画を鑑賞。
WW2の時の昭和天皇の様子を描いたという問題作。
監督はロシア人との事。
ので、思想的偏りが無くて良いと思うね。

去年のベルリン映画祭で話題になったけど、
テーマがテーマだけに日本で上映不可能と云われてたが、
勇気ある人が版権買ったんだね(T_T)
今回観れて本当嬉しいさ(T_T)
皆様関心が高い様で、初回に関わらず満席(☆o☆)
もうすぐ始まるのでこの辺でThe end(^-^)ノ~~

--8/13(日)追記--
事前にHPで見たとおり、
観終わった後外出たら2回目待ちの人が大挙してました。
観るなら初回、
現地に最低40分前に着くことをお奨めします。

観ました…すごい映画でした。
天皇がWW2における己の“存在価値”を知らず、
開戦に至った“責任”を認めず、
“現人神”を自ら放棄する様を淡々と描いてました。

年配の方の姿もチラホラ見えましたが、
彼等はどんな思いで映画をみたのでしょう?

(原作が史実を元に描かれたのだとしたら)
今まで続く天皇家の“存在価値”を考えされられました。
彼等は“国民”としての戸籍を持たぬかわりに、
毎年結構な額の税金から成り立つ“皇室典範費”で
生活してる訳で、
「そこまでする必要あんの?」みたいな…

ただ、現在の天皇陛下は、
毎年8月には鎮魂の意を込めてご予定をを入れずに
外出されないそうで、
“負債”というか気にされてるのでしょうな…

我の中では(未だ終わってないけど)今年見た映画の中で
今の所No.1です。
イッセイsanの名演技と佐野sanの控えめだけど存在感の
ある演技が素晴らしいです。










最新の画像もっと見る