明日は、思いつきで修復した100年以上前のこの楽器(バソン:トリエベール作:Paris1890〜/製造年は刻印より推測:出展はLang wil index)を手にステージに上がります。
母校である甲南大学のOB交響楽団が、年寄りの冷や水のような出演を快諾してくれたおかげです。自分自身も15年ぶりですが。フランス生まれのこの楽器(以下:彼女と呼ぶ)にとっては何年ぶりのスポットライトになるのでしょう。
自分がフランス人奏者から手に入れたのが17年前、その時点で演奏できるコンディションではなかったので、それきり今年(2015)年の1月まで放置していました。楽器はオブジェではありません、美しく鳴り響いてこそ存在価値があります。明日のステージは彼女にとっても待ちに待った瞬間だと思います。
彼女が唄うのは何年ぶりになるのか想像もつきませんし、かつてパリで響いていた音とは違うかも知れませんが、きっといい音で唄ってくれると思います。
甲南大学OB交響楽団の演奏会は明日、9月27日 午後2時開演 西宮市民会館・アミティーホールで入場無料で開催されます。