中小企業家１月号編集後記

１月号編集後記


　昨年は兎年。荒ぶる虎年の後で収束、安定に向かう年と書いた。そして辰年で登り龍となる。はずだった。
　しかし現実には歴史的災害が発生する大変な年だった。原発問題は３０年かけても収束できるかどうかの問題。借金まみれの日本があたらに住宅ローンを組んだようなものだ。しかもその土地は立ち入り禁止。
　そして欧州発世界的金融危機をはらんだ新年だ。財務と経済の舵取りはまさに国の経営指針。周知徹底、国のトップはやりぬく覚悟を見せて欲しい。

　一方で、大阪には大改革の掛け声が響く。こちらはかなりの実行力があるとみた。大阪再生に大賛成。ただ相手のあること、独善的にならねばよいが。

　恒例の新春座談会もご一読を。退会の少ない強い組織への脱皮が始まろうとしているのが感じられる。今年ほど外部環境が変わる年もないだろうから、今こそが私たちが大きく変わるチャンスなのだ