ノロケじゃないんだよ

やっと彼女をデートに誘う時間が取れたから、前から行きたかった

ダウンタウンへ誘ってみた。

ダンスは、初めてだったけど、

案外上手く踊れたんだよ。

カラオケも楽しかった。

彼女との息もピッタシさ。

（いやー本当に楽しそうに熱唱してました、しばし見とれてましたよ）

思い切って告白して、彼女の気持ちも同じだってことを、確かめた。

 

　　　　　お、重いよラマ君！

 

（彼女の左手薬指に光るものがあるのが、少し気にかかります）

 

それで、早速家に誘ったよ。

そして彼女は、引っ越しの決断をしてくれた。

あらかじめ買い揃えておいた服をプレゼントして、

髪型と化粧を直してあげたら、ほら、素敵になっただろう。

 

今日は二人とも、ちょっとおめかしさ。

そして、突然のプロポーズ。

彼女は快く受けてくれて、婚約！

頑張って働いたから、大きいダイヤの指輪なんだ。

ほらね、今日のキャッシュフローだよ。

これは同居の二人の昇進ボーナスじゃなくて、

僕の商売の特典から懸賞金が、入ったんだよ。

このお金が入ったから、思い切って彼女をデートに誘えたし、

婚約指輪だって買えた。

今は、とても幸せだよ。

 

 （とても順調に見えたラマ君の人生設計が・・・・・・・・）

 

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