昨日、父からの電話で
母の十三回忌の知らせが届きました。
ああ・・もう13年も経つんだな。
ほんの数年前のような気もするし、もう何十年も
経ったような気がする。
いろんなことを考えながら
昔のノートなど見返していたら
当時書いていた詩(もどき)が見つかったので
載せてみようと思います。
載せて恥ずかしい思いをして
悲しい思い出にさよならしてしまおう。
しばらくお付き合いしていただけると嬉しいです。
無言で棺に入れられた
あなたの顔に紅を差す
あなたの顔に手を触れる
あなたは何も答えない
あなたの顔に微笑みは無い
その真っ白な病室で
「もうすぐ娘が来るんです」
あなたは優しく微笑んだ
嬉しそうに微笑んだ
でも私はそれを知らない
あなたの微笑みを知らない
私の前のあなたは
いつも澄ました顔をして
私に微笑むことなどなかった
看護婦さんは言う
「あなたが来るのを楽しみにされていた」と
けれど私はそれを知らない
あなたは私を嫌っていると
ずっと思っていたんだから
あなたが私を必要としていたなんて
私は思いもしなかった
あなたは何も言わないから
知っているのは教育者の顔
仕事をしているあなたの顔
皆が褒めるセンセイと呼ばれたあなた
あなたが私を必要としてるなんて
想像したこともなかった
おかあさん
私はあなたのために何か出来たのでしょうか
おかあさん
私はあなたを笑顔に出来ていたのでしょうか
おかあさん
あなたは私を愛してくれていた?
おかあさん おかあさん
その目を開けて笑顔を見せて
私の前で微笑んで
叶わないのはわかってるけど
若いなぁ・・・
青いですね・・・
さすが20代後半
これは母との関係がうまくいかなくて反発して
それでも死んでいく母に優しくしたくて
もがいているうちに、母がいなくなってしまったために
どうしていいのかわからない状態で書いてます。
今なら違う対応が出来たのに、と思うけれど
後悔は意味がないからしません。
とりあえず、今母がいたら
胸を張って向き合えるように
がんばっていかなきゃ、と思います。
さあ!まずは糖尿食の献立作りだ!
注:看護婦さんとい表現は当時のままの表現なので
そのまま使いました。
最後まで読んでいただいて
ありがとうございました。
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