不動産ウォッチャーの日記

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バーリントンハウス~コムスンの超高級老人ホーム

2007-08-01 19:57:00 | 介護

バーリントンハウスのサイト

いよいよ、コムスンの事業譲渡が動き出しています。不人気な「訪問介護」部門は、なんと「47都道府県に分割して受け皿を作る」という案が浮上している様子。

一方、「居住系」部門、つまり有料老人ホームとか、グループホームは大モテで、続々と買い手が名乗りを上げています。しかし、ここにきて、有料老人ホーム部門も不人気が目立ってきており、グループホーム部門に人気が集中する傾向が報じられています。

ネックは、どうやら超高級老人ホーム「バーリントンハウス」のようだ。昨年、世田谷区でオープンした用賀の「バーリントンハウス馬事公苑」は、一番安い「Aタイプ」で入居一時金5,480万円、月々の費用が28万4700円。最高級の「Hタイプ」になると、部屋の広さ237㎡で、入居一時金が3億円。さらに、月々31万円以上もかかるという、超高級ぶりです(費用はいずれもシングル料金)。

買い手として有力視されているワタミでは「入居一時金は300万円」というのが基本方針なので、あまりにもビジネスモデルがかけ離れているため、受け入れは難しいようです。

もっとも、これだけの金額がかかるバーリントンハウスなのだが、手に入るのはあくまでも「終身利用権契約」であり、不動産の賃借人としての権利、すなわち「借地借家権」が発生するわけではありません。そのため、譲渡・転貸・相続その他ができない。

どうせなら、高級マンションを買ってホームヘルパーでも雇った方が、不動産を持てて良いんじゃないかなあ??

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