世界の詩最新事情〔ラテンアメリカ〕
オスマン・アルサウィイリ(1982年生まれ、ペルー)
文学の教師として教鞭をとりながら詩作を行う。2011年にオラシオ・サバジョス教育賞を受賞。
LXVIII
自分の姿を毎日見るため 小石を投げることもなく 雪の葉のように飛び散る割れた鏡を無視することもなく 自分自身に向かって歩いていくための丸木 | 夜は思い出すことのできない幾つもの顔に再構築される | 一つまた一つと消え去っていく | 名前のない微粒子の右手で自分の姿をみるための 流れのない川の後ろに | だから もう黒で飾られている | そこにはある | 赤い雲から血を抜いた甘美さが | おそらく私は 私を置いて去った人に祈った | 都市を歩いているかのように 見ることも口を利くこともできずに行く
オスマン・アルサウィイリ(1982年生まれ、ペルー)
文学の教師として教鞭をとりながら詩作を行う。2011年にオラシオ・サバジョス教育賞を受賞。
LXVIII
自分の姿を毎日見るため 小石を投げることもなく 雪の葉のように飛び散る割れた鏡を無視することもなく 自分自身に向かって歩いていくための丸木 | 夜は思い出すことのできない幾つもの顔に再構築される | 一つまた一つと消え去っていく | 名前のない微粒子の右手で自分の姿をみるための 流れのない川の後ろに | だから もう黒で飾られている | そこにはある | 赤い雲から血を抜いた甘美さが | おそらく私は 私を置いて去った人に祈った | 都市を歩いているかのように 見ることも口を利くこともできずに行く
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