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鉄的生活日誌 Rail Travel Blog

鉄分多めの旅行、探訪、見学の記録

武蔵丘車両検修場

2013-06-09 20:00:00 | 関東

埼玉県日高市にある西武鉄道の車両工場。年1回一般に公開される(西武・電車フェスタ in 武蔵丘検修場)。これまでの報告はこちらこちら。主電動機、主制御器、台車、車輪、屋根上機器など、電車の構造に関する展示が充実している。今年は、西武鉄道池袋線及び西武有楽町線と、東京急行電鉄東横線及び横浜高速鉄道みなとみらい線との相互直通運転開始後の初めての一般公開となった。


電車屋根上見学。10000系電車モハ10510号車の集電装置(シングルアーム型パンタグラフ)、主回路ヒューズ箱(左)及び母線回路ヒューズ箱(右)。


電車屋根上見学。新2000系電車モハ2639号車の集中式冷房装置、パンタグラフ断路器及び集電装置(菱形パンタグラフ)。


主制御器操作体験。主電動機を制御し、電車の速度を変える装置で、運転台のマスター・コントローラーから操作される。展示されている装置はかつて101系に搭載されていた抵抗制御式であるため、抵抗回路が切り替わる様子が確認できる。


モーター展示。交流主電動機。可変電圧可変周波数(VVVF)制御方式の30000系電車及び10000系電車10112編成に使用されている。


モーター展示。補助電源装置。運転関係装置、室内照明及び冷暖房装置等のサービス機器に電源を供給する装置。写真はそれを構成する電動発電機本体。


モーター展示。電動空気圧縮機MBU1600Y-3。空気ブレーキに使用に使用する圧縮空気を作る装置。3台のスクロール式コンプレッサーから構成され、30000系電車に搭載される。


電動空気圧縮機AK-3の運転実演。戦前から日本国有鉄道の多くの通勤電車に搭載され、西武鉄道においても最近まで101系や2000系に搭載されていた伝説的なコンプレッサー。掲げられているプレートは701系電車クハ1701号車のもの。

 

ブレーキ操作体験。101系電車用台車(M台車FS372A、T台車FS072)を改良した、10000系電車用台車(M台車FS542B、T台車FS042)


立体倉庫。輪軸の格納、搬出及び在庫を管理する設備。130本の輪軸を格納することができる。


PQ輪軸。車輪に歪みゲージを貼付して、輪重(車輪にかかる垂直方向の力、P)及び横圧(車輪にかかる水平方向の力、Q)を測定するための輪軸。走行試験の際に台車に装着し、脱線係数Q/Pを算出する。


トラバーサー乗車体験。トラバーサーに乗っているのは新2000系電車クハ2539号車。塗装の損傷箇所を補修しているため、所々色の異なる箇所があるのがわかる。


台車入れの実演。新2000系電車クハ2640号車の仮台車を通常の台車に入れ替えた後、再び仮台車に戻す。


電車撮影会。6000系電車6155編成「快速急行 元町・中華街」(左)及び東京急行電鉄5050系電車4009編成「特急 飯能」(右)。6000系6155編成は「NACK5 25周年」及び「西武鉄道100年」のラッピング電車で、前部に愛称板、側面にデコレーションが施され、みなとみらい線元町・中華街からの武蔵丘検修場行き直通電車(東横線特急、副都心線急行、西武有楽町線・池袋線快速急行)に使用された。5050系4000番台は西武鉄道、東武鉄道及び東京地下鉄への直通運転に対応した10両貫通編成。


架線作業車乗車体験。


保線機械の展示。マルチブルタイタンパー。軌道の高低・ゆがみを整正する保線用機械。通称「マルタイ」。


保線機械の展示。マルチブルタイタンパー。レールを掴んで持ち上げ、枕木下の道床を突き固めて、レールの歪みを1ミリ単位で矯正する。


保線機械の展示。マルチブルタイタンパー。飯能側の前面は異なる意匠を持つ。


西武観光バスのハイグレードバス「レグルス」の展示。4列シート26人乗りのスーパーハイデッカー。


西武鉄道100年展示コーナー。かつて西武鉄道で活躍していた赤電。


西武鉄道100年展示コーナー。西武鉄道の前身の1つ、武蔵野鉄道(武蔵野電車)の路線図。


鉄道模型運転・展示。Nゲージのレイアウト。西武鉄道の車両の他、東京急行電鉄5050系電車も見える。


スギテツのミニライブ。ヴァイオリンとピアノによるクラシックデュオ。「クラシックを遊ぶ音楽実験室」をテーマに、クラシックの名曲と、多様な音楽及び鉄道等の環境音とを融合させたパフォーマンスを行う。


ヤギ「なは」の放牧。池袋線武蔵横手駅の社有地の除草のために飼育されている、4匹のヤギのうちの1匹。機械による除草をやめることで、排出される二酸化炭素を削減する。




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