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民意に反する大連立構想

ドラゴンズの優勝騒ぎの興奮がまだ収まらない昨日2日、日本中にある衝撃が走った。それは、福田首相と民主党の小沢代表が2時間あまりも、国会内で密室的党首会談を行ったことである。首相は参院で野党が多数を占める「ねじれ国会」の打開が必要として、小沢氏に連立政権樹立のための協議を打診したと言う。小沢氏は即答を避け党役員会に持ち帰ったが、役員のすべてが「国民の理解を得られない」などと反対を表明し、協議に応じない方針を決めたとか。小沢氏は「自衛隊の海外派遣は国連決議に基づく平和活動に限る」と従来の主張を展開し、首相は連立政権協議を通じた事態の打開を提案したとみられる。小沢氏は、連立政権協議を行う場合は、自衛隊の海外派遣の原則を定める恒久法の制定を議題とすることを求めたようだ。 インド洋での他国艦船への給油が、中断したので、これの再開を焦る首相は、小沢氏の主張を呑む形で、事態の打開を画策したのだろう。

しかし、こうした会談は、「野合」協議以外の何物でもない。民主党の役員会では「2大政党の仕組みをつくろうとしている時に、国民の期待を裏切ってはならない」「大政翼賛会的だ」などの意見が続出したそうな。尤もな話である。小沢氏は「皆さんがそう言うなら断る」と述べたと言う。 テレビでは、政治家や評論家の話を、今朝流していた。それを聞くと「小沢氏が、そういう話を直ぐ断らずに、党に持ち帰ったと言うのは、解せない」と言うのが多かった。小沢氏としては、一国の首相が頼んだことを、自分ひとりの判断で、直ぐ断るのは礼儀に反する」と考えたようである。しかし、勘ぐれば、嘗ての日本新党騒ぎのように、或いはまた、社会党政権成立時のように、「首相」と言う餌を目の前にぶら下げられて、ぐらついたのかも知れない。両政権とも、結果は自民党の術中に陥って、自分達の首を絞めただけだったのである。

確かに、政府自民党は、「ねじれ国会」運営で、打つ手を見出せないかもしれない。国際社会の批判も浮「し、それが日本に跳ね返ってくることを浮黷驍フは、当然である。「だから、大連立」で、と言うは、安易に過ぎないか。連立で国会を独占すれば、「大増税」も「国防軍の大増員」も可能になる。「海外派兵」も簡単だろう。

国民の意思をどう見ているのか、長期政権に胡坐をかき、官僚は自民党に従属し、その恩恵で「天下り」の甘い蜜を吸い続けた。国民は、国民のことをもっと考えて欲しいのである。大企業が栄えることは素晴らしい。しかし、それが中小企業の犠牲の上に成り立つ構造を改めて欲しいのである。「契約社員」や「臨時職員」で、ワーキングプアーを生み出さない社会を望んでいるのだ。政権交代で、少しは希望が持ちたいのである。

コメント一覧

shuttle
マニヤーナさん、今日は。

小沢氏は、首相との「大連立構想」が、民主党内で反対に遇うと、突然辞意を表明しました。「嫌になった」「疲れた」そうです。我侭を絵に描いたような政治家ですね。金丸副総裁に可愛がられ、自民党幹事長として権勢を誇った過去が忘れられないようです。
マニャ~ナ
日本の政治に疎い者の’たわごと’とお聞きください。大昔、金森氏?金権者に目をかけられ氏の子育てから今に至った小沢氏と覚えております。小沢氏の業績は何なのか?’居る’と言うだけの存在の様に思えます
shuttle
小沢氏の過去を知る者は、誰でも同様な危惧を抱いています。「傲岸不遜」「唯我独尊」「権力主義」「壊し屋」等々。イメージが悪い人です。顔付きも悪人面です。民主党が多数をとっても、小沢氏にだけは、首相になって欲しくないですね。
あきら
私は、元々小沢という人物は好きになれない。なぜ民主党が、この人物を入党させたのか、いまだもって解せないのである。
民主党が参議院選挙で大勝し、小沢氏が大きな力を得たことは、遠からず、民主党が分裂、瓦解する前兆のような気がしてならない。
小沢氏の不可思議な動きがいよいよ始まったなと不吉な予兆を今感じている。
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