折り畳み傘のソフトケース

本日は午前中小降りの雨，午後は曇り空なお天気だった．
夕方，私はどんよりした曇り空の下を足早にバイトへ．．．

JRで小倉駅に到着，外に出たところ，なんと大雨になっていた．
外に出る前に連れ合いに電話したところ，
「こっちは大雨に雷がすごい」
とか言っていたので，
「もしかしてこっちも．．．」
と思ったらやっぱり土砂降り．

そこで，私のバックパックに常備している<a href="http://blogs.yahoo.co.jp/tko_ie/48634180.html" target="_blank">折り畳み傘</a>を使うことにした．
ソフトケースから折り畳み傘を取り出し，ボタン一つで傘が開く．
あとはバイト先まで慎重に歩いていった．
普段，ソフトケースは傘の柄の部分に縛り付けるようにしているのだが，
その時はなぜか右のポッケにおもむろに突っ込んでしまっていた．
そのことがなんとなく気にはなっていたが，放置状態で，バイトへ．．．

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バイトも終わり，「さぁ帰ろう」と外に出たところ，雨はすでにやんでいた．
電車に乗り帰宅．．．

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駅を降りる．
「さぁ，あと少し」
というときに，
知らないお兄さんが何かを差し出してきた．

黒い物体であるのはわかったが，
視力2.0の私でも存在を一瞬で理解することはできなかった．
ゆえに，最初は「違います」と言ったのだが，
黒い物体を注視し続けたところ，
それは，折り畳み傘のソフトケースだった．

あの時から右ポッケにいれたままだったソフトケースが，
電車を降りるときにポッケから落ちてしまったようだ．．．

すぐに，
「すいません，私のです．」
みたいな事を言い，
ソフトケースは私の元へ戻った．．．

しかし，
ここで，
私は，

『ありがとうございます』

の一言を発することができなかった．
悔やまれる瞬間であった．

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そんな男なのだ私は．
ｊ