ヒロシマ６５周年まで３ヶ月‥(20100506木1)

今年は「終戦」６５年。

今月、基地問題と共に、核兵器の撤廃への取り組みも１つの山場となるＮＰＴ再検討会議がＮＹの国連本部で始まりました。

最初の核兵器投下*(爆弾)*は１９４５年８月６日、
グアム島の米航空軍司令部からの指令をうけ
テニアン島の基地から出撃したＢ－２９エノラ・ゲイ号により実行されました。
職業軍人だった祖父は、一瞬で灰になったようですが、市内にいたものの命を取り留めた祖母が焼け野原の中から、幼少の子供達を育て上げ、いま私がいます。

一方、佐々木禎子さん（２）は十年目すぎて「白血病」発症、長くて１年と宣告され*(青ざめ)*、衰弱一途の半年後、名古屋の高校生から贈られた折り紙*(プレゼント)*で、最後の希望を取り戻し、懸命に折り続け、ついに亡くなった*(泣く)*直後からビラ配りを始めた同級生達の想い*(ハート6つ)*は、「広島平和をきずく児童・生徒の会」、さらに一般の大人、全国３０００校、海外にも拡がり、
今、広島平和記念公園にある「原爆の子の像」のモデルになったそうです。

千羽を超えたという折り鶴は、葬儀参列者等に分けられ、うち、弟の雅弘（６８）さんが、ＮＹの同時テロの追悼施設に寄贈したものは、昨年から展示され始め、
今月３日、招かれた遺族などの集まりで「戦争のない平和な世界を目指そう」と誓い合い、次男の祐滋（３９）さんが、伯母の想いを綴った「ＩＮＯＲＩ」http://www.youtube.com/watch?v=p68-l_Px3YAを披露。

この曲は、発病の年に生まれた「クミコ」さんによって歌われ*(マイク)*、ちょうど１ヶ月後の６月６日、ＮＹセントラルパークでの「ＪＡＰＡＮ　ＤＡＹ」、そして、８月６日には広島市内で、生ライヴの予定ですが、
それに先立ち、ＵＳＥＮ総合チャートで１位を飾りました。

平和への願いを込めた反戦歌*(音符)*としては、
多くの戦没者が眠る沖縄の夏風が流れる「さとうきび畑」（０１年、森山良子）以来。
こちらは、「島唄 」(THE BOOM)http://www.youtube.com/watch?v=mv5oXkys1oY&feature=relatedなどと同様、
沖縄の美しい風・土、多くの戦争犠牲者に触れた「内地」出身者による名曲で、ＮＨＫ「みんなの歌」でもすでにおなじみ、ちあきなおみ・森山良子（６２）さんの他、沖縄に生まれ育った夏川りみ（３６）さんhttp://www.youtube.com/watch?v=Z939bB-iivUなども歌っていますね。

はるか遠くの南洋の島々でも遺骨収集が続けられる中、すぐ目の前、先祖伝来、自分たちの土地なのに、
６５年間多くの米軍基地に占領されたまま、いまだ立ち入り調査も許されず、実体験・生存者方が次々亡くなっていく沖縄。

元々、米軍が、日本「内地」への「侵攻」作戦*(青ざめ)*のため、農村に建設した「普天間」基地、
「国外」移設をめざし、この間、相当ご苦労もされたのでしょうが、
米軍側の都合・要求に屈し、頓挫（一部にせよ「県内」案*(激怒)*）を表明した鳩山首相はじめ、日米の多くの人々に聴いていただきたい。

もちろん、この「県内・国内」案は、すでに日本国民、共産ほか自民など野党のみならず、与党からも批判が出され、腰を据え直しての再検討が必要となるとみられています。

軍事上は、（引き続き、日本「内地」への出撃と共に）韓国・台湾（と中国を含む米国人）の為であり、どちらかが最適（無論、政治的に台湾は困難）でしょうが、
直接、核兵器を放ったグアム、テニアンの両基地は、場所的にも、政治的にも充分受容でき、歓迎*(うるうる)*しているともいいます。

日本侵攻・占領の過去を、今こそ改め、新たに盟友関係*(ハート目)*を確立するためには
絶好の場所といえるかも知れません。

諦めず、めざし続けてほしい*(チョキ)*。