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松凬からくり帖

松凬さんが73年の人生と吟道50年からの体験や、これから起こるであろう!未体験談を写真と共にお届け!

【ゴッホ】の「花咲くアーモンドの木」に素晴らしい家族愛が!

2018-03-06 19:44:44 | 日記

【ゴッホ展・巡りゆく日本の夢】な会場で観た「花咲くアーモンドの木」〈図録から〉

このアーモンドの木と私の住んでる京都は・梅津の有栖川に咲く・・

「アーモンド」と「陽光桜」の花を紹介しようとネットでゴッホの絵を探していて

凄いエピソードを見つけてしまったので予定を変更します・・有栖川の写真だけ見てね

      まず最初は有栖川に咲く「アーモンドの木」

     同じ有栖川に色鮮やかに咲く「陽光桜」

さて・・・最初の「花咲くアーモンドの木」は京都近代美術館で観たゴッホの作品です

しかし、ネットで調べて「花咲くアーモンドの木」は絵が違うんです

でも、初めて観た絵ではありません、皆さんもご存知だと、これです

どうですか、一度は見ているでしょう、ゴッホが亡くなる半年前の作品です

ではこの絵に纏わる素晴らしい話を・・・

ゴッホは37年の生涯で絵と取り組んだのは僅か10年間!

この10年間で描いた作品は1600点以上だったと言われている

しかしながら・・ゴッホの生前に売れたのは、一枚だけだった

ゴッホの気性の激しさや思い入れの異常なほどの強さが理解されなかった

そんなゴッホを理解し、才能を信じ心から応援したのは弟の「テオ」一人だった

         

このテオが、長年心を交わしてきた「ヨハンナ」と結婚をします

         

この「ヨハンナ」もテオと同じように、ゴッホの良き理解者でした

ある日「ヨハンナ」からゴッホ宛に手紙が届きます

それは自分たち夫婦に子供が生まれると云う嬉しい便りでした

愛する弟夫婦に子供ができる事を知ったゴッホの喜びは計り知れない程でした

そしてゴッホは生まれてくる子供のために、心を込めて絵を描きます

この時期のゴッホは精神が不安定で、描く絵もうねるような激しいタッチです

しかし、愛する弟夫婦にできる子供のために描いたこの絵は優しいのです

このタッチは、ゴッホの愛情そのものです・・・でも

この絵を描いた半年後に、ゴッホは自らの命を絶つのです

子供は予定通り男の子で「フィンセント」と名付けられています

この半年後、二重の悲しみが・・・弟テオが病気で亡くなります

ゴッホと夫のテオまで亡くなり、悲しみに浸るヨハンナでしたが

夫が愛し、自らも尊敬していたゴッホをこのまま埋もれさしては・・と

夫とゴッホの手紙を、書簡集にすることを思いつきます

そして、ゴッホの展覧会も積極的に開催します

それらによって、ゴッホの再評価への道が拓かれて行きます

ヨハンナの死後も、後を受け継いだのが、テオとヨハンナの子どもでした

ヨハンナが名付けたフィンセントです・・二代目フィンセント・ファン・ゴッホ誕生です

二代目ゴッホは、長い歳月をかけて、ゴッホの作品を整理して

ゴッホの死後83年目に待望の「ファン・ゴッホ美術館」を建設するのです

現在の館長さんはゴッホから数えて四代目で、 名前はもちろん同じです

     

    4代目の館長、 フィンセント・ファン・ゴッホさんです

      

   感慨深げに「花咲くアーモンドの木」を見つめる館長さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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