ks-042★ひとりぼっちの夜

　　　　Words&Music／Kenzaburo

星の降る夜に
ひとりぼっちの部屋で
ひざをかかえて
ひとりごと

いつも誰かに会いたいと
心の中では思ってみても
明日になればと
忘れてしまう
きっと今日すら忘れてしまう

こんなさびしい夜には
愛しいあの人がやってきて
夢のデートに誘ってくれるかな
夢のデートに誘ってくれるかな

★Music Memo★
のーこめんと

ks-041★NATSU～夏の娘～

　　　　Words&Music／Kenzaburo

水平線の向こうには
いったい何があるのかな？
青い海をみつめる君は
太陽が落としたわすれもの

白い飛沫の中で
キラリ！弾けた青春
好きだよ…なんて言葉にも
知らんふりの君だもの

もう夏だよ　ほらごらんよ
砂に書いた寂しげな言葉も
次の波に消される
だって　この太陽の下で
さようなら…なんて書くからさ

まぶしいビキニの君が
光の中へ駆け出した
追いかけて抱きしめたら
ふるえる小さなカラダ

今ほんとの　愛に気付いた
幼い心にふくらんだ胸は
はじけて大人になってゆく
夢を見たいんだ君と
ふたりだけの熱い夏

君は夏にきた娘
夏に生まれた天使　そうだ
僕のサマーエンジェル

★Music Memo★
渋滞の稲村が崎あたりで
ぼ～っと海をみてたら
素敵な幻をみたんだ

ks-040★あかね雲

　　　　Words&Music／Kenzaburo

ほんのりと頬を　染めるものがある
なんとなく空を見上げれば
そこには　あかね雲がMu…あかね雲が
空いちめんに咲きみだれてる
もう少し　このままで　ながめていよう

うれしくなったり　なつかしかったり
忘れかけてた　この景色は
遠い昔に　遊び疲れて
兄ちゃんと見た筈のふるさとの夕暮れ
もう少し　このままで　ながめていよう

道行く人は家路を急ぐ
日々の暮しに流されて
人も車も街中すべて
真っ赤に染まって消えてゆく
僕は煙草をとりだして小さな溜息をつく

★Music Memo★
S51年6月11日.相武台駅前にて
今は消えてしまった
お気に入りの田舎の風景や
楽しかった時間。
ふっと思い出した瞬間でした。
この時の夕焼けは今も
はっきり覚えています。

ks-039★夢のように

　　　　Words／宮城良子
Music／Kenzaburo
Arrangement／Keme&Shochan

夢はいつしか遠い国へと
あてもなく果てしなく続いてる
青い空を流れてる
白い雲のように私はいつか
風に吹かれて愛をさがしに
自由にはばたく鳥になって
夢の世界へ飛んでゆきたい

夢の世界は色褪せてゆくのね
なにかしら大切なものなくしたように
ひとりになるとさびしくなって
誰かの心にふれてみたいから
風に吹かれて愛をさがしに
自由にはばたく鳥になって
夢の世界へ飛んでゆきたい

夢の中であなたの声が
早くおいでと手をさしのべて
なつかしい顔が
そこに見えたら
きっとその胸にだかれる
夢の世界へ飛んでゆきたい

風に（風に）揺られて（揺り揺られ）
愛を（愛する）さがしに（あなたを）
自由に（もっと）はばたく（自由に）
鳥になって（愛して）
夢の世界へ飛んでゆきたい

★Music Memo★
当時の会社の同僚で姉さんで親友で
まるで漫才の相方みたいな良子ちゃんの渾身の1曲。
結婚式にも出席して子供3人まで産んで立派な母親に
なったまでは覚えてるけど、ひょんなことから連絡先が
わからなくなってしまった。
たぶん。いつかばったり会えそうな気がする。
歌自体はKeyが高くて結構苦しい（笑）でも
前奏とエンディングに使ってる同じコード進行の
C-F-G
C-F-G
G2-F#G♭-F-C
が超～～～お気に入りなのだ。

ks-038★鈍行列車

　　　　Words／岩崎保満&Kenzaburo
Music／Kenzaburo
Arrangement／菊池好俊

風に揺られて　鈍行列車がゆく
雪のある街か　海の見える町か
行く先は知らないが
窓に映る　あなたの面影
あふれるほどの涙と共に
こころは消えて
なんでもいいからあなたを忘れて
遠くへ行くだけ

風に揺られて　鈍行列車がゆく
楽しい旅なのか　侘びしい旅なのか
自分でもわからない
汽笛に消される　心の中が
いつかあの街に帰った時に
心は何処へ
過ぎてゆく　時の流れと
私はゆきたい

風に揺られて　風に揺られて
あなたが忘れてる遠い国へ
私の心をのせてゆくのです
だいじょうぶです　もう私は
私はもう…
風に揺られて　風に揺られて

★Music Memo★
1974.IY馬橋寮にて
ど素人でしかも
田舎からでてきたばかりの
がきんちょ達がわいわいやりながら
作った歌です。

ks-037★つきあいです

　　　　Words&Music／Kenzaburo

お酒が飲めないわけじゃなく
お酒を飲まないだけなのに
すすめてくれるあの人のために
つい盃をうけてしまう

とってもつらいんです
こう云うのって避けられないだ
別れの時のようで……

お酒を飲んでしまったら
自分を見失うから
人を嫌いになりそう
だけど　つきあいですものね

★Music Memo★
悪いんだけど俺アル中だよ
いいの？知らないよ
どうなっても。責任もてないからね
それでもいいなら
よっしゃ！徹底的にいきますか！
っていう歌です。

ks-036★象形文字

　　　　Words／松村敏則
　　　　Music／Kenzaburo

誰に言葉を与えよう
誰にも読めない文字だとしたら
しかしそれでも書いている
僕の心の古代文字

誰に心を伝えよう
誰にも届かぬ声だとしたら
しかしそれでも読んでいる
僕の心の底なしに

遠くへ遠くへ飛んでゆけ
僕の心の果てに棲む
悲しみ色の人々の
はかない愛の未来文字

★Music Memo★
松村ノートより
でも、これは随分
変えちゃいました。
だからか、好きだし
とても唄いやすい。

ks-035★黒い河

　　　　Words&Music／Kenzaburo

黒い河の流れに
はまって動けない
何もありゃしない
身動きできず
河の流れにまかせ流されて

光はすでに消え
時計の音だけが
たったひとつのこった
愛の終りを告げる
河の流れにまかせ流されて

すぐに追いかけて
すでに去った人を
後姿にさようならの
言葉をおとし
河の流れにまかせ流されて

立ち止まる事もない
ただ前を歩く
過去と未来の間
出来事の落とし穴
河の流れにまかせ流されて

目の前には黒い河
情け容赦なく
ひきずり込まれて
身動き出来ず
河の流れにまかせ流されて

河の流れにまかせ流されて
河の流れにまかせ流されて
河の流れにまかせ流されて
河の流れにまかせ流されて
河の流れに…………

★Music Memo★
黄泉にわたる三途の川は
まるでコールタールのように
黒くゆっくりと流れている
地も山も黒く唯一空だけが
血のように赤かった。

ks-034★寒～かん～

　　　　Words&Music／Kenzaburo

冷たいよ　心まで
おまえの心が伝わらないから
凍えそうだよ　身も枯れて
このまま死んで
しまうのならば　oh……

もう一度抱きしめて
朝がくるまで
燃え尽きるまで抱きしめて
せめてこの冬が終わるまで

広すぎる　ひとりでは
君の笑顔が　消えない部屋
あのままさ　このドアを
泣きながら
出て行ったまま　oh……

もう一度抱きしめて
春がくるまで
燃え尽きるまで抱きしめて
春の風がそこまで吹いてる


★Music Memo★
のーこめんと

ks-033★もしも…

　　　　Words&Music／Kenzaburo

もしも　僕が
青い海になったなら
君を白いヨットにのせて
知らない国へ連れていこう

もしも　僕が
青い空になったなら
君を白い雲にのせて
見知らぬ街へ飛ばしてあげよう

君の街から　僕のところへ
僕の街から　遠くの街へ
自分の街から　出た事のない君に

★Music Memo★
のーこめんと