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楽しい自転車パーツ

3月31日

□自転車を片足だけで漕いでみると、もう片側のペダル(クランク)が勝手にまわるのは誰でも知っていると思います。要するに、左右で繋がってるわけです。

□以上のメカニズムから、右足がいちばん下まで踏み込んでるときが、左足にとって最も重く感じるということになります。左足を今まさに強く踏み込もうとする瞬間に右足がお荷物になっているわけです。

□ちょっと走るくらいならこんなことはどうでもいいことです。しかし、自転車レースでは1分間に90回転くらいしますから、1時間で5000回転、4時間で20000回転くらいします。右足のこのちょっとしたお荷物が塵も積もればでやがて大きな疲労として現れてくるのです。

□写真は16年ツールドフランスでのクリス・フルーム選手のダウンヒルの場面です。

□危険な乗り方をしてますが、それはともかく、このとき彼が使っていたのがオーバルリング(非真円のチェーンリング)です。私も3年くらい使ってます。

□これはチェーンリングがグニャっと変形してまして、なんでそうなってるのかというと、歯の大きさ(数)が場所によって異なるためです。そうなってることで、強く踏むところはとことん強く、踏むべきでないところはとことん踏まない効率的なペダリングが期待できる。

□私のは台湾の高級パーツメーカーのもので、台湾から輸入して買いました。とてもいいものでおすすめですが、フルーム選手の映像からもわかる通り、チェーンが上下に激しくたわみます。なので、ワイヤーやチェーンがすぐにダメになるし、また自分でワイヤー類を取り替えるのは難しいです。暴れるチェーンがチェーンガイドにぶつからないようにするには職人技が必要だからです。

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