８月１３日
■メンタリストの人が炎上しているという。生活保護とかホームレスはいらないという持論を展開した結果らしい。
■私は別にそういう考えをいきなり否定するつもりはないが、極論であるほどそれなりに説明が必要になるだろう。しかし、Ｄａｉｇｏ氏においては論理的に支離滅裂していて、なにが言いたいのかよくわからない。
■Ｄａｉｇｏ氏は家族とホームレスのどちらかしか助けられないならどちらを助けますか？命に優劣は全然あるんですよ、と言う。しかし、助ける相手がホームレスしかいなかったら彼はどうするのか？自分にとって最も大事なものと最もいらないものを二者択一にしてどちらかを選べと迫ること自体が、昔からある「強いられた選択」という名の手品でしかない（選ばせる答えがすでにあり、それを選ばせるために別の選択肢を〈後から〉立てる）。
■また生活保護はいらないと言っているのに、生活保護は必要な制度だとも言う。ホームレスに金をやらなかったら、なにをしてくるかわからない。だから、こういう制度があるわけで、と。間違ってはいないが、ひねくれた考えでしかない。生活保護はまずは単純にお金がない人にお金をあげる制度だろう。
■そして、あれこれ言いながらも最後は「正論」。俺はアンチ（彼を批判する人）よりもホームレスを保護している。なぜなら、みなさんよりもいっぱい税金納めているから。大して税金を納めてないくせに俺に偉そうに説教するなと。思考が停止した。
■堀江氏は炎上させたい人が炎上させている印象だと語る。そんな印象をどうして抱けるのか。小山田氏とかオリンピック関係で炎上したケースとはまるで別ものだ。自分で火種を作って炎上しているだけのことじゃないか。
