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NO.142857のブログ

あの人は今

2月20日

某所の駅チカを歩いていると、私の前を30代か40代くらいのサラリーマンがフラフラしながら歩いている。胸を手で押さえながら、激しく咳き込んでいた。今にも倒れそうだ。

出勤時間帯ではないので、取引先に向かう途中なのだろう。こんな咳き込んでいる男を誰が歓迎するというのか。私だったら追い返して、金輪際取引中止だよ。マスク着用してないし。気が狂ってる。

とはいえ、この人が倒れたら、助けないといけない。人助けは理屈じゃないのだ。なので、私は応援した。がんばれ。がんばるんだー。そこを右折するまで、まっすぐ倒れずに歩くのだー。

男はカーブの向こうへと消えた。そして私は人としての義務を果たしたのだった。



急に昔の友人のことを思い出した。大学のサッカー部員だった。いつも一緒にいた。なにしてるんだろう?ネットで調べてみたらわかるのか、、、

顔で判断するしかないので、画像をバーッと閲覧する。知った顔の老けた顔が急に出てきたらなんか恐い。恐る恐る探していると、お。と思える顔写真があった。

クリックするとブログが出てきて、住んでる場所からしても、彼に違いなかった。ただそのブログは2012年から更新されておらず、現在の顔はついにわからんかった。

起業していた。なので、連絡先がわかるが、連絡する気はまるでない。いつからか会わなくなったが、たぶん私が自由すぎて、ついていけなくなったのだと思う。

今さらあの当時の私を否定してもしょうがないし。このまま私の存在を忘れてもらっても同じことだろう。

彼には9歳下の奥さんと小さなこどもがいた。結婚とは無縁のタイプだったので、驚いた。でも、月日が経てば人は変わるし、結局はみんな大多数が歩む方向に進んでいくんだろう。

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