本州では笹子トンネルの天井崩落事故で大きく騒がれていますが、海を隔てた北海道ではトンネルの天井もさることながら、トンネルの外を気にしていないと事故ります。
なんたって、平地の住宅街でスリップ事故が起きるくらいですからね!
一応言っておくと、別にトンネルの崩落事故を蔑ろにしているわけではないです。
さてみなさん。12月に入り、「ノロウイルス」の名を聞く機会が増えたのではないでしょうか?
ノロウイルスは、O-157などと並ぶ食中毒の代表選手です。一番感染が多いのは冬。今年は例年に比べて患者が多いようで、12画に入った途端急増したとか。
先週うちの大学でもでたので、自分の予防を兼ねていろいろ調べてみました。
ノロウイルスの感染源としてよくあげられるのはカキ(注:牡蠣。柿ではない)を初めとする二枚貝ですが、はっきりとした発生源はありません。過去を見るとシラスで感染した例もあるようです。
感染経路は口から。感染した人の糞便や吐しゃ物にも含まれ、これを触ったり(あまりないと思いますが)、乾燥したものが飛沫感染するケースもあります。
潜伏期案はおよそ2日で、主な症状は吐き気と下痢。吐いても胃液のみが出てくる場合ノロウイルスの可能性が高いようです。この症状は一日から数日続きます。残念ながら効果的な治療法は確立されていません。
一般に、病気の予防は1.病原菌を根絶する、2.身体に入らないようにする、3。耐性を作る の3つを組み合わせますが、ノロウイルスの場合1と3は不可能に等しいので、いかに体内に入れないようにするかが求められます。
一番有効なのはやはり感染源となる食材の調理です。少なくとも生カキは今一番危ないです。ノロウイルスは熱にもそれなりに耐え、カキフライの場合最低3分揚げる必要があるようです。他の料理もしっかり加熱調理をする必要があります。
忘れやすいのがトイレの対策。言ってしまえば同じトイレを使うと感染する可能性が高いのでトイレ掃除はしっかりしましょう。手洗いとうがいは言うまでもなく。
自分は一人暮らしなのでノロウイルスにかかったらいろいろ大変なことになります。みなさんもノロウイルスにかかりませんように……
関連リンク
○ノロウイルスに関するQ&A…厚生労働省作成のQ&A。詳しい情報はこちら。読むに越したことはないです。
○IASR…シラスのノロウイルスについてのレポート。この件では食中毒の原因はノロウイルスだけではありませんでした。
○水中病原ウイルスによる水環境汚染の実態-モダンメディア 52 巻 4 号 2006[水中の健康関連微生物シリーズ] 115…ノロウイルスの出所を探るレポート。
なんたって、平地の住宅街でスリップ事故が起きるくらいですからね!
一応言っておくと、別にトンネルの崩落事故を蔑ろにしているわけではないです。
さてみなさん。12月に入り、「ノロウイルス」の名を聞く機会が増えたのではないでしょうか?
ノロウイルスは、O-157などと並ぶ食中毒の代表選手です。一番感染が多いのは冬。今年は例年に比べて患者が多いようで、12画に入った途端急増したとか。
先週うちの大学でもでたので、自分の予防を兼ねていろいろ調べてみました。
ノロウイルスの感染源としてよくあげられるのはカキ(注:牡蠣。柿ではない)を初めとする二枚貝ですが、はっきりとした発生源はありません。過去を見るとシラスで感染した例もあるようです。
感染経路は口から。感染した人の糞便や吐しゃ物にも含まれ、これを触ったり(あまりないと思いますが)、乾燥したものが飛沫感染するケースもあります。
潜伏期案はおよそ2日で、主な症状は吐き気と下痢。吐いても胃液のみが出てくる場合ノロウイルスの可能性が高いようです。この症状は一日から数日続きます。残念ながら効果的な治療法は確立されていません。
一般に、病気の予防は1.病原菌を根絶する、2.身体に入らないようにする、3。耐性を作る の3つを組み合わせますが、ノロウイルスの場合1と3は不可能に等しいので、いかに体内に入れないようにするかが求められます。
一番有効なのはやはり感染源となる食材の調理です。少なくとも生カキは今一番危ないです。ノロウイルスは熱にもそれなりに耐え、カキフライの場合最低3分揚げる必要があるようです。他の料理もしっかり加熱調理をする必要があります。
忘れやすいのがトイレの対策。言ってしまえば同じトイレを使うと感染する可能性が高いのでトイレ掃除はしっかりしましょう。手洗いとうがいは言うまでもなく。
自分は一人暮らしなのでノロウイルスにかかったらいろいろ大変なことになります。みなさんもノロウイルスにかかりませんように……
関連リンク
○ノロウイルスに関するQ&A…厚生労働省作成のQ&A。詳しい情報はこちら。読むに越したことはないです。
○IASR…シラスのノロウイルスについてのレポート。この件では食中毒の原因はノロウイルスだけではありませんでした。
○水中病原ウイルスによる水環境汚染の実態-モダンメディア 52 巻 4 号 2006[水中の健康関連微生物シリーズ] 115…ノロウイルスの出所を探るレポート。
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