うちの母は、最近は着てないものの私が幼かった頃はこの時期になるとよく着物で生活してた。
今はヒートテックやらフリースやら暖かい衣類があるものの、当時はやはり着物のほうが圧倒的に暖かかったようで、ウールやら絣やら正絹をとっかえひっかえ、また、自分に都合の良いように勝手に縫ったり、二部式にして出先で帯締めたりしてた。
そんな着物姿の母を見て、母べったりの父は気分が良かったんだろうけど、他の家に行っても着物姿の人はいなかったようでその時にふと思った事を家に帰って母に言った。
「着物着てると、怠け者に見えるから着てくれるな」
って。
当然、母、怒る。
「着物着てたって洗濯も掃除もしてるでしょ!」
そりゃそうだ。
自分の親(祖母)がええとこのお穣で着物もごっつ持っていたけど、普段着る事がなかったし、そもそも、全て人にやらせて自分は何もしないババァだったじゃん。その上、着物着てたら絶対動かなかったし(孫目線、笑)
そんなおかんに先日、
「帯締めって、何を基準にどういうタイプの組み方のやつを選んだら良いの?」と聞いた。
すると、意外な言葉が・・・
「着物買ったら、それに付いて来る分(帯揚げとセットのやつ、粗品ともいう)をしてたから、何がどうなのかは知らん。ただ、ポリが入ってる分はほどけてダメだったわ」
との事。
えっ!
おかぁはん、もうちょっと、拘ろうよ・・・
で、結局、何がどうかの基準は分からずじまい。