ふたりで無敵になりましょう

早朝というほどでもない朝，ふっと
起床する．午前五時少し過ぎくらい．
しばらく逡巡しましたが，やっぱり
起きることにしました．ひとまずは
同居のひとに光が当たらないように
自室の明かりを工夫し，それじゃあ
今朝もひと仕事いっときましょうか．

渡されたメモリスティックを解析し
データをどれだけの枚数複製すれば
いいのかを確認．ん，データが少し
足りないかな．マスターがなくても
コピーさえあればなんとか複製して
いけるのは便利な世の中であります．

データの不足にこじつけてうだうだ
作業を後回しにしております．では
ひと暴れしたところでもう一度寝る．
うにゃうにゃ寝た後は同居のひとが
昼ごはんを所望したところで起きる
台所でフライパンをぶんぶん振って
さっくりとお召し上がりくださいな．

同居のひとはそこからまた寝始めて
出てこない．ぼくもストーブの前で
ついうとうととしてしまいましたよ．

同居のひとは夕方から出かけるので
いってらっしゃいのお見送りをして
またストーブ近くでごろごろ．ふと
チャイムが鳴ったのでなんだろうと
出てみると，よくわからないものが
届けられた．ぼくあてですね．では
勢いよく開封させていただきますよ．

まるで生き別れの弟のような物体が
ぎゅっと真空パックになって入って
おりました．空気穴からしゅーっと
空気を入れて膨らませます．すると
じょじょに形を取り戻してきました．
しろくてまるくてふくふくしていて，
これはよいものをいただいましたね．
しばらく飾ってから，汚れないよう
もう一度袋詰めにしなくちゃ．ふむ．

同居のひとを待ちながら，お風呂の
準備など．あまり急ぐとまた眩暈が
襲ってくるので，ゆっくりゆったり．
さらにピルケースに薬を詰め込んで
二週間持たせるための仕込みをする．

帰ってきたらさらにまたゆっくりと．
明日は早く出る予定なので，それに
集中して今日は計算しながら寝ます．