「申し訳ないが気分がいい」

昨夜の話．スマートフォンで物語を
読んでいたら，突然ブラックアウト．
うーんと．困りました困りましたよ．
なんにも通信できないのは困るので
ひとまず修理に行くことにしますか．

朝起きて，ほにゃほにゃと立ちます．
同居のひとが素早く出かけていって
後を追うようにもさもさと出かける．
とかとか杖をついて，駅へ行きます．
ごっとんごっとん電車に揺られたり
地下鉄の構内で道に迷ったり，こう
自分のどんくささにうんざりですよ．

よろよろと到着．透明の階段を登り
予約していたなかむらですと伝える．
様子を見てもらって，どうもこれは
よろしくないですね，ということに
なりました．修理するのでしばらく
お待ち下さいとのことで，いろいろ
店内を回ったりして一時間ちょっと．
もう一度二階に上がって，あの件は
どうなっていますかと尋ねる．でも
どうやらぼくの勘違いだったみたい．
待つのは一時間じゃなく，二時間だ．
フロアにある椅子に座らせてもらい
うとうとしながらその時を待ちます．

声をかけられて，やっと治ったとの
うれしい知らせ．内部の問題らしく，
外側はキープ，内側は全取っ替えと
なったらしい．治るならそれでいい．
保険が効いたので無料で済みました．
申し訳ないが気分がいい．浮いた分
なにか買い物でもしようかねという
心浮き立った状態でしたが，よーく
考えると浮くも何も，最初からただ
どたばたしていただけで銭の動きは
どこにもないことに気づき直帰する．

家に帰ってから連絡すべき場所へと
お返事をして，後はバックアップの
データを使ってごんごんと書き戻す．
復元にはそれ相当の時間がかかるし，
動画でも見ながらなんとなく過ごす．

ようやく終わりに差し掛かったころ
同居のひとから連絡が．それじゃあ
出かけましょう．復元も正常に終了，
接続を切って服を着替えて駐車場へ．

ほんやりしてると車がやってきます．
乗っけてもらって，今日の出来事を
おもしろゆかいに話す．晩ごはんは
どこに行きましょう．もうそこそこ
遅い時刻なので，選択肢は限られて
きますからね．その中から選び抜き
ここぞという店に入る．客の入りも
ほどよい．おいしく食事をいただく．
隣の席のひとの行動がおもしろくて
気になってしまいましたが，料理は
ちゃんとおいしかったのでよいです．

家に帰って，だらだらとしていると
もうすっかり夜．お風呂の支度して
さっくり入ってもらいます．そして
いつものようにお薬を服んで，就寝．