自転車と濡れ熊

朝，きっぱりと晴れていて
暑いけれど昨日ほどじゃない．
いかにもな夏の終わりです．
自転車ぎこぎこ言わせながら
なんとか滑り込みましたよ．
よし，今週は遅刻なし，と．

職場のとなりの部屋がどうも
おかしなことになっている．
こないだ携帯電話ショップが
店を畳んだところに，新しく
入居者が決まって模様替えを
しているのでありまするが．
なんで工事してるのが全員
外国人なの? 異国カフェとか
できたら楽しいんだけどな．
英会話学校とかでもいいなあ．
しかし工事してる合間に時々
大笑いの声が聞こえて来るのが
なんともなあ．静かにしてね．

さてお仕事終了．帰ろうと
ドアを開けたら，なぜか雨が
降り始めていました．これは
やばいな．しかし傘もないし
そのまま帰るしかない．っと
心を決めて突き進んだものの．
雨は勢力を増してどこまでも
吹き付けて来たのでした…．
もう抵抗しても仕方ないので
ただただ濡れるがままになり
帽子のつばから雫がぽっとりと
垂れて身体に落ちるところを
虚しく見ながらただひたすらに
自転車を漕ぐのでありました．

家に帰り着いてぐしょぬれの
服を脱ぎ，シャワーを浴びて
部屋に戻る．うええ，今日から
高飛びなのに鞄がずぶ濡れだあ．