吹く風ネット

白衣高血圧

 10月5日は健康診断の日だった。昨年は、この時期に入院していたから、2年ぶりの健診になる。この1年、必死に体質改善をやってきたので、今回の健診には自信があった。

 ところが、出鼻をくじかれた。初っぱなが血圧測定だったのだが、これでつまずいたのだ。ぼくの測定結果を見て、係の人が声を張り上げた。
「しんたさん、上が188、下が120もありますよ!」
「ええっ、嘘でしょう?」
 データを見せてもらうと、なるほどそうなっている。そこで、
「もう一回測ってもらえませんか?」
 と、ぼくは頼んだ。だが係の人は受け付けてくれず、
「予診の時に測ってもらって下さい」
 と言うので、その指示に従った。

 その後、予診の時に再び血圧を測った。だが、何度やっても血圧は高いままだった。そこで、ぼくはスマホに入れている、血圧手帳を見せた。そこには、ここ数カ月のデータが入っている。上は130前後、下は高くても90、ほとんどが正常値に近い数字で、188-120などというとんでもない数字はそこにはない。
 担当者が、
「これ毎日つけているんですか?」と聞くので、
「はい」と答えると、
「それは感心ですね」と言う。
 感心するのは結構だが、測定結果を何とかしてほしい。ぼくの持ってきた普段のデータで充分じゃないか。
「これって、白衣高血圧と言うんじゃないですか?」
「そうかも知れませんね」
 そうかも知れないではなく、きっとそうだろう。そうに違いない。

 結局、担当者はデータを参考にしたものの、結果は曲げなかった。最後の問診でも、結果は変わらなかった。
 このままだと、『要再検査』が来てしまう。白衣高血圧だから、再検査しても結果は一緒だ。過去何度か健康保険組合と、「再検査に行って下さい」「いや、行きません」で、もめたことがあるのだが、またもめなきゃならんのか。

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