吹く風ネット

未練

 以前、『雑おとこ』という記事を書いたことがある。
世の中実に多くの男がいるのです。
性格がいいと言われる男がいます。
イケメンと呼ばれる男がいます。
男らしいと言われる男がいます。
渋いと言われる男がいます。
男が惚れる男がいます。
家柄のいい男がいます。
バリバリ仕事が出来る男がいます。
大出世している男がいます。
それらと真逆な男もいます。

だけど恋をしている女の目には、
そういう余計なものは映らない。
たった一人の意中の男を除いては、
すべてその他の雑おとこ。
あの子にフラれたことのある
ぼくも、あんたも、あの人も、
彼女にとっては雑おとこ。
雑おとこ、雑おとこ、雑おとこ。
ただの話し相手です。
いいお友だちなのであります。


 若かった頃、好きだった女子にフラれたことを思い出して書いた記事だ。
 ぼくがその女子に、
「つきあってくれ」と言うと、彼女はちょっと困ったような顔をして、
「お友だちとしてなら・・」と答えた。
 かなりいい仲だと思っていたので、この答えはショックだった。
『それまで親しくしていたのは、友だちだからじゃなかったのか。今更「お友だち」もないものだ』と思い、しばらくふさぎ込んでいた。まったく女心というのはわからん。

 フラれた後に聞いた話だが、彼女、その頃好きな人がいたらしい。それならそれで何で、
「好きな人がいるから」と言って断らないのだろう。そうしてもらえればこちらも諦めがついたのに。

 記事は、フラれた当時を思い出しながら、
「はいはい、しょせん雑おとこなんですよ、わたくしは」
 などと言いながら書いていた。
 結局、彼女にとって男というのは、
『好きな人>お友だち=雑おとこ』だったわけだ。

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