吹く風ネット

プレゼント

 先週の金曜日、太宰府天満宮の参拝を終えて、駅に向かって参道を歩いている時だった。「ちょっと、あの店に寄っていい?」と嫁さんが言った。そこはパワーストーンを売っている店だった。
「石を買うんか?」
「うん。わたし今年還暦やろ。還暦は厄年らしいから、何か身につけておこうと思って」
 普段嫁さんは、神社などに行っても御守りなどを買うことはない。そういう人間がそういうことを言い出すのだ。よほど還暦を気にしているのだろう。

 嫁さんが選んだのは水晶のブレスレットだった。最初はネックレスを見ていたようだが、常にそれを意識していたいという思いがブレスレットを選ばせたようだ。
 お金はぼくが支払った。実は、その日は嫁さんが還暦を迎えた日、つまり誕生日だったのだ。
 そもそもぼくたち夫婦は、お互いの誕生日を祝う習慣を持ってない。いつもお互いの誕生日の朝に、「あ、今日は誕生日だったね。おめでとう」と言うだけで終わりだ。お互いそれ以上何も求めてないのだ。
 しかし、今年は還暦という節目の年だからというので、ぼくはプレゼントを考えていた。水晶のブレスレット、いいじゃないですか、安いし、パワーもあるし。天神さまのおかげですね。

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