吹く風ネット

トコトコと歩く動物

 墓参りに行ったとき、寺の庭をトコトコと歩いている動物を見つけた。
 その大きさを見て、最初は猫かと思った。ところが、振り向いたヤツの顔は、猫のように丸くはなく、口先が尖っている。かといって犬でもない。

 母はそれを見て、「イタチ」だと言った。しかし──
 大きさが違う。明らかにイタチよりも大きい。
 色が違う。イタチみたいな山吹色ではない。もっと濃い色だった。
 動きが違う。イタチはトコトコと歩かない。もっと素速く動くものだ。

「そうだ、こういう時は、写真を撮っておくべきだ」
 と思い、スマホを取り出したのだが、すでにヤツは身を隠していた。

 そこでそのスマホで、「口の尖った動物」と検索してみた。
「これだ!」と思う動物を見つけた。鼻のところに白い筋があるように見えたから、間違いない。ヤツはハクビシンだ。

 ハクビシン、何でこんなところにいるのか。飼っていたのが逃げ出したのだろうか。
 もしくは野生のものなのか。野生と言っても、ハクビシンは元々外来種らしいから、先祖代々棲みついている地のモノではなく、流れモノの野良だ。

 ところで、ハクビシンはジャコウネコ科に属するのだという。ということは、このハクビシンの糞でコーヒーを作ったら、おいしいのだろうか。飲んでみたい気もするが。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事