吹く風ネット

田んぼの中の広告塔

 最近見なくなったものの一つに、田んぼの中の広告塔(正しくは何と言うのだろう?)がある。
 JRになってから、郊外の線路の周りは住宅街になってしまったが、国鉄時代は一面田んぼだった。その田んぼの中に広告塔がいくつもあった。ぼくが覚えているのは、ホーロー看板のところでも触れた「おたふくわた」「カクイわた」といった綿系、「ナショナルテレビ」「日立テレビ」などの家電系、またセメント工場の広告塔もあった。

 特に印象に残っているのは、「日立テレビ」だ。「日立のテレビ」と書かれた文字の上に、テレビの画が描いてあり、中の画面が笑っているのだ。ほのぼのとした田園風景の中、あれほどマッチした広告塔はなかった。
 今は住宅街になっているので、もしそういう広告塔が残っていたとしても、電車の中からは見ることが出来ない。

 以前、新幹線で東京に行った時に、岐阜の長良川辺りで、「727」と書かれた看板を見つけた。
その看板は延々と続いている。「あれは何を意味しているのか」と同行した友人が必死に考えていた。
「こんなところで、飛行機の宣伝はせんやろうし・・・」と言いながら、ぼくも気になっていた。
 後でわかったのだが、それは化粧品の広告看板だったようだ。しかし、ただ「727」だけでは何のことかわからない。先の日立のテレビのように、その周りの風景に溶け込んでいるわけでもないし、これでは牧歌的な旅情というものも薄れてしまう。

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コメント一覧

shinta1488
@meranmeran21 さん、こんばんは
長良川付近にありますよね。
けっこう長い間謎でした。
コメント、ありがとうございます。
meranmeran21
おはよう御座います♪
いつもありがとう御座います。
「727」って、ワタシも気に
なって、調べてみたらどうや
ら、化粧品会社の屋号だそう
ですよ〜😁😁😁
確かにあの看板は田園によく
見かけますね。
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