2003年7月 TWO
前年度から始まった新入生公演。その2年目です。
この公演も色々ありましたが、何より問題になったのは会場の問題でした。
新入生公演ということで、新入生を使った公演にしようという事が何より先に決まりました。
脚本も決まり、私を含めて数人の上級生は、新入生だけでは足りない部分を補うような形で参加することになりました。
しかし私はなぜか主役。演出高橋、主役山浦体制の1本目となります。
演じたのは不思議な力を右手に宿した青年。
他人を癒す力がある代わりに、大きな対価を払わなければならない。
このとき、片平キャンパス内の施設建て替えに従って、それまで部で使用していた第一ホールが取り壊されることが分かっていました。
その代わり、現在使用している第六ホールが建設されるということでした。
しかし、第一ホールはいつ壊されるのか。第六ホールはいつから利用できるのか。
その詳しい日にちが、取り壊し及び建設の10日ほど前にならないと分からなかったのです。
当初この公演は、第六ホールこけら落とし公演、と銘打っていました。
後に第六ホール建設が間に合わないとの情報が入り、第一ホールアンコール公演、と改名します。
チラシには当時の訂正がそのまま残っています。
また、このため装置が決まらない。
さらにこれに伴って(?)、当初の装置担当者が失脚。
この状況を打開するために、直前になって急遽別の部員2人に頼むことになりました。
彼らは寝ずに夜通し装置を造ってくれて、その奇跡的な仕事のため、彼らのクレジットは当時流行っていた某番組から引用し、ヘッドライト・テールライトになっています。
結局本番前に会場は第六ホールに戻ることになりました。
初めての会場と時間不足に様々な戸惑いを感じつつ、実験的とも言える本公演は終了しました。
この会場問題によるスタッフの負担は、大変なものだったと思います。
個人的には、私は先天的に左手が震えやすいという持病を持っています。
役柄上右手は使えないため、左手だけで演技をするのですが、これが震えて震えて。
一体どっちが異常なんだお前は、と突っ込まれる事必至な振る舞いでした。
後になって思えば、なんで左右を逆にしなかったかなぁ、と反省してます。
あと、稽古中にやらなかった事を本番でやったのは、後にも先にも本公演の千秋楽だけです。
ほんっとに関係者の方々にはご迷惑かけたと反省しています。
このとき、やっぱり自分には脇役が合っているんじゃないかな。と思ったのですが。
後にもう一度だけ、当演劇部で主役を務めることになります。
それが演出高橋、主役山浦体制の2本目となるのです。
続く