
一昨年の秋、私たちの友人が呼び掛けてくれた「カンパ」がきっかけで
徐々に支援の輪が広がり、窓口を設けさせていただいた「中村新史基金」は、
約1年半の間にたくさんの方々がご協力くださいました。
当初は「治療費や介護用具の費用」という名目でしたが、
結果的に「手動運転装置付き福祉車両」を購入することができました。
先日、納車が完了しましたのでご報告いたします。


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(内訳)
基金全額:1,994,483




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トヨタの福祉車両(ウェルキャブシリーズ)の中の
「フレンドマチック取り付け専用車」というもので、
障害者自ら運転できるようにカスタマイズできるタイプ、車種は「シエンタ」です。

今のところ私が運転をして、新史のリハビリや受診に行っています。
車椅子⇔車 の移乗はだいぶ慣れてきたので、手動運転の操作を少しづつ練習しています。
下の写真は近くのショッピングモールまで新史の運転で行ったときの様子です。
やはり、とても便利です。日常的に新史といろんな場所へ出掛けられますし、
雨の日でも気にならないのが嬉しいです。
これから演奏活動も広げていけそうだと感じています。

新史が運転全般に慣れて、車椅子の車載などもできるようになれば
一人で出掛けられる日が来るかもしれません。
それには自宅玄関のバリアをなんとか解消しなければならないので、
もう少し先になるだろうと思いますが・・・。
ま、焦らず徐々にやっていこうと話し合っています。
安全性や機能性がしっかりとしている新車、こんなに高額のものを
購入させていただけるなんて夢にも思いませんでした。
大切に大切に、乗らせてもらいます。
たくさんの方々のご厚意に、感謝いたします。
本当にありがとうございました。
中村新史 石田ちえ