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Classroom☆Crisis(クラスルーム☆クライシス)感想。結局は第一に社内抗争ものだったが、欲張り過ぎ

【ネタバレ】
2015年夏アニメの感想の続きです。

◎「Classroom☆Crisis(クラスルーム☆クライシス)」(全13話)

総合評価2点(5点満点)。

教員で社員の瀬良カイト(cv森久保祥太郎)、部長で生徒の霧羽ナギサ(きりゅう なぎさ)(cv内田雄馬)、ナギサの忠実な部下で教員の服部花子(アンジェリーナ)(cv小林ゆう)、
生徒で社員の、お節介な瀬良ミズキ(cv小澤亜李)、幼少時の記憶がない白崎イリス(cv雨宮天)、領家マコト(cv津田美波)、花岡ツバサ(cv洲崎綾)、北原コジロー(cv豊永利行)、能年ユナ(cv阿澄佳奈)、小鳥遊カオルコ(cv堀江由衣)など、
霧科(きりしな)コーポレーション社長の霧羽カズヒサ(cv井上和彦)、専務の霧羽ユウジ(cv吉野裕行)など。

科学好きの高校生の学園コメディかと思って見ていったら、基本的に社内抗争アニメで、学園ものの面が少し、ラブが少し、兄弟喧嘩が少し、という結果になりました。
前半は学園ものが主だったので、物語としては少しどっちつかずな印象。最初から社内抗争では早めに見るのをやめる人が多そうな気がするので仕方ないのでしょうし、2クールというのもかなりのものでないと難しいのでしょうし。
でも、最初から社内抗争ものであることが分かるように描き、それにほぼ徹するか、学園物などの面は少なめにした方が、物語としてはまとまったし良いものになったと思います。





○ 1話。優れた科学技術力を持つ霧科社が運営する高校の天才達。転校してくる同級生で霧科社の部長のナギサを助けたものの、宇宙船は壊れるなどで100億円以上の損失。ナギサはコストカッターなので、コストに見合わないとして見捨てるべきだったと言い、合わせて、A-TECをリストラするために転校してきたと(→実は、つぶす気は、あまりなかったみたいですけどね。)。

○ 2話。会社のHPで事業説明ばかりな感じ。ナギサはA-TECをつぶすために来たものの、A-TECのPRになる特集番組がTVで流れたり、社内でも残したい派もいるということであり、社内の対立に巻き込まれているようで。

○ 3話。社内抗争もあり、ユウジ専務から大幅な予算カットを命じられたナギサ。浮いた金を裏金にしてるのではとナギサ。製作に必要だからというだけで多額の予算を申請し、費用対効果を説明できないカイト。金がなければ知恵を出すしかないということにようやく気付いて、何とかしようとするカイト。

○ 4話。高額なモノを2000万円未満に分割して偉い人の決裁を取らないようにする分割発注というのはよくある手ですが、そうは上手く分割できないモノもあるので、簡単ではないのですけどね。経理担当が優秀だったということでしょう。

ユウジ常務が選挙で何かをたくらんでいるようで、ナギサが花子に調べろと。

○ 5話。アレコレあったので他の生徒には遅れてA-TECだけで修学旅行。ナギサは海でも食事中も仕事でしたね。でもミズキが言ったように、嫌なら来なければ良かったのですから、それなりに楽しみにはしているのでしょう。(→ミズキが何かと気にかけて声をかけているのは、恋愛と見せかけてその気はないということかと思っていましたが、恋愛だったようで。)

トラブルを乗り越えて仕事を終えて、ナギサは深夜の温泉、女風呂にはミズキ、2人で会話。何故かイリスが男風呂に入ってきて驚くナギサ、はずみで間の囲いが倒れて丸見え、というか互いに見てしまうというのは・・・まあ、そんなサービスもタマにはいいですが。

○ 6話。試験で、ナギサは赤点。ミズキが教えることに。それにしてもナギサも言っていましたが、高校のレベルではないです。むしろ、ロケットを作れるくらいなのですから、博士後期課程レベル以上でないと変ですけれど。

ナギサがユウジ専務とは腹違いの兄弟で虐められてきたとか、過去話。自分から聞きたいと言ったのにミズキが途中で、もういいと言っていましたが、話し続けるナギサ。どうってことはないと思っていたのにツライ話だったので聞くのに耐え切れなくなったミズキですが、覚悟がなかったということでしょう。
まあ、普通、そういうツライ話は想定しませんから割り引かないといけませんが、軽々に他人のことを聞くものではないということです。

バーで別の人から同じことを聞いたカイト。

ミズキのおかげもあって、ナギサはギリギリ合格。

○ 7話。完全な社内抗争ですね。兄のカズヒサ社長が弟のユウジ専務を試した部分もあっての、教授が乗る宇宙船のハイジャック、それをタマタマ乗り合わせたイリスと花子が助けると。

ナギサはユウジ専務の差し金かと思ったようですが、宇宙船を助けに来た宇宙船が専務関係ではなかったので、却って怪しく思っている様子。

○ 8話。会社の労働組合が推す国会議員候補が優勢なので、会社が推す候補を勝たせるために、ユウジ専務がナギサに何とかしろと怒鳴り、具体的には何も言わずにバレたらナギサだけの判断でやったと言えと。これでカズヒサ社長が知っている案件だと分かったナギサは、逆利用して下剋上の算段を。

イリスとナギサの関わりについては勿体ぶった描き方をしていますが・・・(→実は、科宮(しなみや)家の本当の後継ぎ、本当のナギサはイリスで、霧羽ナギサはナギサではなく白崎だと。)。

○ 9話。会社が推す議員を労働組合が応援する政党に鞍替えさせ、ユウジ常務の言うとおり、別の議員を落選させようと。怒り狂うとともに、発狂寸前のユウジ常務、落選してカズヒサ社長からの左遷の電話にナギサへの憎悪をつのらすユウジ常務。
電話の時のカズヒサ社長の声がおだやかで落ち着いていて、逆に恐ろしいです。

カズヒサ社長は、やはり来たかとニヤリと笑っていたので、ナギサの実力はユウジ常務より上だと分かっていたのでしょう。

ナギサのことを考えるミズキが複雑な表情。

○ 10話。ナギサが副社長と画策した、カズヒサ社長の責任問題につなげるためのA-TEC存続提案に副社長も含めてどの取締役も賛成してくれず。
第一党と第二党が連立して大臣になって後ろ盾になってくれると踏んでいたナギサと労働組合でしたが、カズヒサ社長の方が上手で、第一党と選挙前は与党だったけど今は第三党を連立させたと。

イリスが本当のナギサで、科宮家の唯一の正当な跡取りで、極秘のようでしたが、そんなに大事ならテストパイロットなんて命の危険があることをさせなければ良いのに。

それはそれとして、ミズキがナギサを好きだとイリスに言いましたね。良い笑顔でした。そう見せかけておいて違うのかと思っていたら、見かけ通りだったとは。


○ 11話。全てはカズヒサ社長の掌の上、でもそれ以上に良くやったナギサを褒めつつ、自分に仕えろと。ナギサが偽物ということも知っていましたね。

図らずもカズヒサ社長の思い通りの結果を作ってしまったナギサは傷心。

ミズキのところへ来ましたが、ミズキは優しく頬をなで、優しく抱きしめ、口づけ。
作業中だったミズキは手袋を外し忘れたのでナギサの顔やシャツの背中が黒くなりました。その方が面白いというのもあるでしょうけれど、取るのを忘れるくらいにナギサのことを思っていたということも表しています。


それらの、黙っていても急かすところも押し付けるところもない、ただ寄り添っているという、さらっと流れていく小澤さんの声、とてもいいですね(世間では「自然体の声」と言うのでしょう。「月刊少女野崎くん」の佐倉千代がもっといいですけれど。)。

○ 12話。11話ラストでユウジ専務に刺されたナギサでしたが、復讐なので、すぐには殺さずにいたぶると。
表沙汰にしたくないカズヒサ社長は動かず、A-TECがナギサが残したプランにそってロケットを作りつつ、花子が動くと。

心配そうなミズキ、まだ怖くてきちんと操縦できないイリス、ミズキが離れていくことを心配しているのか単にミズキを心配しているのか、どっちなのかイリス!。

○ 最終13話。プレゼンは上手くいきましたが、A-TEC廃止は決まったこととして譲らないカズヒサ社長。それを見越して、6百億円以上のスポンサーをすでに見つけて独立することに。ナギサ(危なかったが、何とか助かった。)の計画。

今回プレゼンしたエンジン技術は会社のものだけど、すぐに更にすぐれたものを作れると自信満々のナギサやカイトら。慌てるカズヒサ社長が1000億円出すと言ったが、断るカイトとナギサ。

カズヒサ社長はやり手なので、まだまだ波乱はあるのでしょうけれど、まずはハッピーエンド。


【shin】
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