マンガの中のネコ探し/ひのはらねこまんがミュージアム

マンガ(コミック)に登場するネコを調査、研究するブログです。

ひのはら ねこまんが ミュージアム 開設中(入館無料)

2021-06-03 09:43:07 | 日記
趣味でネコが登場するマンガ(コミック)を収集中で、お好きな人に見てもらいたいのでねこまんがミュージアムをオープンしました。
少し遠いですが東京都の檜原村の「ひのはうす」にスペースをいただいて、約350タイトルを置いています。
※場所は下川乗バス停近くで、看板は清水商店となっています。 基本的に年中無休で、10時~16時くらいです。
展示しているのは「猫が主役のマンガ」「猫が重要な役割を持ってるマンガ」「名作の中に出てくる猫」です。
タイトル(種類)重視で集めているので、各タイトルとも1巻もしくは登場する巻のみになります。
こんな集め方をしていることは珍しいのでおそらく国内最大級かなと思っています。
是非、読みに来てくださいね。といってもほとんど私はお店にはおりませんが。
※新島のネコマンガ文庫「にゃーじまぶんこ」はここに引っ越しました。



ミュージアム全体


ネコ布コレクション


館長のモーちゃん、副館長のトラちゃんは人見知りで隠れてます。


展示上部


展示下部 ※生き物を守ってくれる馬頭観音さま


ネコ柄布で作ったネコバッジとティッシュカバー


外観 清水商店は営業されてません。

<コレクションの一部>
・ああっ女神さまっ/藤島康介
・愛してナイト/多田かおる
・青の祓魔師/加藤和恵
・アオハライド/咲坂伊緒
・あかねこの悪魔/竹本泉
・悪のボスと猫/ボマーン
・芦屋さんの猫/瀬田ヒナコ
・あだうち 江戸猫文庫/紗久楽さわ
・アタゴオルは猫の森/ますむら・ひろし
・アトムキャット/手塚治虫
・あにゃんがポン/かわばたひろみ
・新井理恵劇場 猫山さん/新井理恵
・アラビア猫のゴルム/ヤマザキマリ
・ある日のツヴァイ/竹本泉
・1年3組にゃんぱち先生!/さくらばつかさ
・一丁目のトラ吉/セツコ山田
・伊藤潤二の猫日記よん&むー/伊藤潤二
・いなかっぺ大将/川崎のぼる
・犬夜叉/高橋留美子
・うさ男とねこ男/まきのゆうき
・うちの猫がまた変なことしてる。/卵山玉子
・うみねこのなく頃に Episode1/07th Expansion
・うる星やつら/高橋留美子
・うれっこどうぶつ/濱元隆輔
・エースをねらえ!/山本鈴美香
・江戸日々猫々 /ねこしみず美濃
・江の島ワイキキ食堂/岡井ハルコ
・美味しんぼ/雁屋哲/花咲アキラ
・王家の紋章/細川智栄子
・王さまはネコがきらい/曽祢まさこ
・お義母さまはネコ!/小島アジコ
・おかゆねこ/吉田戦車
・おじさまと猫/桜井海
・おじさんと猫と少女/遊佐ハルカ
・ODETTE/日当貼
・お父さんチビがいなくなりました/西炯子
・おネコさまが来た/私屋カヲル
・おはぎと大福/臼倉若菜
・おまじないネコ チャクラくん/じょうさゆり
・俺とねこにゃん/唐沢なをき
・女いっぴき猫ふたり/伊藤理佐
・女と猫は呼ばない時にやってくる/小池田マヤ
・カーサの猫村さん/ほしよりこ・・・・・・・・・・・・・・・略



このブログは自分の所蔵本を管理する目的で使用しています。
コミックの売り上げを減らすのは本意じゃないので、紙面写真は流用防止としてあえて見にくい画像になっています。

ネコマンガ 夜明け前

2021-06-03 09:04:01 | 日記
ネコマンガがいつ生まれたかは後日に書かせていただきますがそもそもマンガの歴史をどこからにするかの議論があるかと思います。
鳥獣戯画がマンガのルーツとされる方もいますが、私にとってマンガは絵と文章がセットになっているのが前提という考え方なので、鳥獣戯画はマンガには含めません。
江戸時代の黄表紙あたりがルーツと考えていいのではと思いますが絵と文章で組み合わせた絵本がマンガかというと違うと思うので、やはり吹き出しでセリフが書かれたところからがマンガだと考えます。

なのでネコマンガ誕生前として、いくつかの作品を紹介させていただきます。

猫の草紙(江戸時代の御伽草子)

江戸時代に「猫の綱を解き、放し飼いにすること」というお触れが出され、人々が猫を放つと、鼠たちが困って、お坊さんの夢の中で窮状を訴えるといったお話で、夢の中という設定ながら鼠も猫も言葉をしゃべります。
挿絵もあるので、絵と文章(セリフ)のセットということなので、ネコマンガの夜明け前の作品だと思います。



江戸時代の猫絵といえば歌川国芳。
キャラクター化された猫たちはマンガの世界に限りなく近い気がしますね。



江戸後期から昭和の戦前あたりの作品について、あまり詳しくはないので語ることはできませんが、猫が人格を持って、お話の主人公になった作品としては小説ですが夏目漱石の「吾輩は猫である」(1905年(明治38年))は大きな影響を与えたのだと思います。wikiを見ると初版の表紙には体は人間で頭は猫の主人公のイラストがあります。