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3種類の根管治療

2015-06-17 13:52:18 | 歯科ニュース

 根管治療は、例えれば歯を保存するために無くてはならない基礎工事です。つまり、ビルの基礎工事のようなとても重要な治療です。

 1. 抜髄

 深い虫歯などで歯の神経を取ったあと、薬などで一時的に痛みが和らいだとしても、元の健康な歯髄に戻ることはありません。このような場合は局所麻酔を行い、炎症を起こした歯髄を取り除かなければなりません。炎症を起こした歯髄を取り除く治療を抜髄と呼びます。

 2. 感染根管治療

歯髄が死んで腐敗すると、繁殖した細菌は歯の内部の象牙質に侵入しながら、歯を支える歯根のまわりの骨を溶かして膿が溜ります。これを根尖性歯周炎と呼び、進行すると耐えがたい痛みと腫れを伴います。このような場合は、歯肉を切開して内部の膿を出して、歯の中の汚染物質をきれいに掃除する治療を感染根管治療と呼びます。

 3. 再根管治療治療

 根管治療の難しさのひとつは、敵は目に見えない細菌です。抜髄処置後治療を放置して根管内にばい菌が入ったり、密閉する薬がしっかりつまってなかったりすると根管内が感染してしまい痛みや腫れなどのトラブルが生じる事があるからです。初回の根管治療が成功しなかったときに、再根管治療治療が必要です。

 再根管治療の成功率は、1回目の治療と比較して低くなると言われています。なぜならばバイオフィルムに包まれたゴム質の充填剤が根管内にへばりついて取りづらく、感染源の取り残しが生じやすいためです。

 だからこそ初回の精密根管治療が必要なのです!精密根管治療では歯科用ルーペで患部を直接確認しながら、専用に開発された根管治療器具を使い、汚れた充填剤を最後のひとかけらまで丁寧に除去します。





健康な歯茎チェックする

2015-06-16 14:06:59 | 歯科ニュース


 皆さん歯茎チェックしてますか?歯茎チェックは歯周病などになっていないかということや、体全体の健康状態を見る上でとても参考になる場所です。ぜひ毎日歯磨きの時にチェックして健康維持に役立ててみて下さいませ。

 健康な歯茎はきれいなピンク色の歯茎をしていて、歯と歯の間の歯肉の形はきれいな三角形をしています。歯周病や歯肉炎になると歯茎が腫れ赤色や赤黒くなりますし、たばこを吸っている方はニコチンによって歯茎が黒くなってきます。

 歯周病菌が付着することで歯茎が赤く腫れたり、歯磨きで出血しやすくなる状態です。歯肉炎の段階では歯と歯茎の間の組織が炎症を起こすことが多く、この段階ではまだ自覚症状を持つ人は多くありません。自宅で口腔の状態をチェックする口腔内カメラをお勧めます。

 年をとっても歯茎がきれいな人の特徴は被せものや詰め物が少なく、歯並びがきれいなことです。皆さんも生涯自分の歯で食べられるように、歯茎の健康に気を付けてくださいね。

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喉に異物感がでる症状の原因

2015-06-05 15:03:57 | 歯科ニュース


 風邪でもないのに喉のあたりに何か引っ掛かっている感じやイガイガ感が続いて、違和感や異物感がいつまでたっても治らないとか。いったいその原因はなんなのでしょうか。口腔内カメラを使用すると自分でも診察できます。

 喉がイガイガする、圧迫感がある、引っ掛かったり、絡んだような感じがするなど、喉に何らかの違和感を覚えます。この症状になる原因は、感染症、腫瘍、異物、逆流性食道炎、甲状腺疾患などがあります。しかし、このような明らかな病気を認めないものが大半で、これを「咽喉頭異常感症」といいます。

 咽喉頭異常感症は心理的要因が大きいといわれています。ストレスが大きい場合に自律神経のバランスが崩れます。この咽頭異常感症は神経質な人、女性の更年期、精神的に弱い方によくみられるようです。特に30 代から50代までの女性に多く、男性の約2 倍という報告もあります。

 また、風邪を引いた後や、風邪が治っているのに喉が治らない、おかしいと思い続けています。食事の後に何かが引っ掛かっているように感じ始め、それがきっかけで、喉に意識が集中し、そのことばかり考えるようになってしまう。考えれば考えるほど、喉に違和感を抱くようになってしまいます。

 薬による治療やカウンセリングなど人によって治療方法が異なりますが、まず第一にストレスと減らすことが必要です。しかし、長期間経っても改善しない場合には病院で診察を受けましょう。


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