ブリッジ接着しました。

先日から作っていたブリッジですが、ほぼ完成したので、早速接着してみました。
完成していなくて、ほぼ完成でくっ付けていいのかよ？と突っ込まれそうですが、僕のウクレレだからいいのです。わはは。

前から考えていて、ようやくカタチにしたのですが、弦をボディに貫通させるタイプです。
弦の張力をボディで受け止めるので、ブリッジの接着面の負担が少なくなります。

で、ただ、穴を上から開けただけではなくて、弦の角度に合わせて、斜めの部分があるんです。
真っ直ぐの穴だと、弦がクキッて折れ曲がるので、あまりよろしく無いので、この工作をどうやってやろうか考えつくのに時間がかかったんですよ。
思い通りのものが出来て良かったです。画像の斜線の部分をほじくるのに手間取りました。

あれあれ、もう8年経ちました。

我が娘も、親がこんなですので、少しウクレレを弾きます。初めて娘にウクレレを作ったのが2007年なので、8年も経ちました。たしか、2歳の誕生日前後に完成したような気がします。
最初は、まるで、杖のようにネックを握り、床にガンガンぶつけていましたが、さすがに今ではその様な扱いをする事はありません。

娘も大きくなり、ベビーサイズでは小さくなってきました。大人がシャレでベビーウクレレを持つのはナイスですが、子供が故に、キチンと体に合ったサイズのウクレレを、と思い、以前娘に聞きました。4年生のウチに新しいウクレレを作ってあげる、どんなのがいい？と。
すると、パイナップルタイプがいいと言うので、はいはい、少し待っててね、と言ったものの、来月で、4年生が終わっちゃう！
娘に泣いてお願いして、期限を半年延ばしてもらいました。

パイナップルウクレレだって！モールドから作らないといけないじゃん。
ウチにあるパイナップルのモールドは、コンサートサイズだし。
あと7ヶ月だよ～。間に合うのか？

指板はエボニーで

スロテッドヘッドのソプラノウクレレの指板は、アレコレ考えて結局エボニーする予定です。
さっき切り出しました。厚みはほぼ整えられたので、フレットの位置を出して、指板のバインディングを作って接着して、幅を整えて…と、まだしばらくかかりますが、まあ、フィニッシュが見えてきた感じ かな。

話は変わりますが、昨年末にスーパーカブを購入したのですが、その時、オートバイ屋さんから素敵なカレンダーをいただきましたので、工房に貼ってあります。わはは。

ブリッジばかりですね 他の作業してないんですか？

なんかブリッジのネタが多い気がしますが、小さいのになかなか手間がかかるので、ぼくがんばってますよ、というアピールがしたいのかもしれません。
3Mタイプのブリッジが出来上がり、一回目の塗装に入りました。

話は変わりますが、ウクレレの測定に欠かせないのがマイクロメーターですが、ウクレレの板厚を測るのに、アームの長いタイプを使っています。ご存知の方も多いと思いますが、マイクロメーターは、金属の部分を持つと、熱で膨張して正確な寸法が測れないので、小さなツマミが付いています。
ただ、このアームの長いタイプを指二本で持つのは不可能というか、相当握力のある人でないと持てません。取手でもつけようかしら？
後ろに写っているのは普通サイズのマイクロメーターですが、これは古くて、ツマミが標準装備される前のなので、その辺にあったローズウッドを貼り付けています。

基本手作り

何でもかんでも、ネットでポチッとすればすぐ届く世の中になって久しいですが、ギターやウクレレ制作の材料やパーツもご多分にもれず、便利なサイトがいくつかあります。
僕も素材の状態の貝殻とか木材は購入します。

だけど、そこから先は、できれば手作り（自家製）でいきたいな、と考えています。
インレイやパーフリング、ロゼッタの貝も素材からウチで切り出したもの、ロープバインディングも自家製、あ、ヘリンボーンのパーフリングは買ったものだな。ゆくゆくは自分で作りたい。

というわけで、ライニングという、サイドとトップやバックを接着する糊しろの部分を作っています。
なかなか大変な作業ですが、自分の望むサイズで作れるし、仕上げもバッチリですから、かっこいいと思っています。

ライニングの後ろに写っているマホガニーがライニングの素材です。その昔、中西師匠からもらった、失敗したネックの残骸です。