※注意※
長文になります。読むなら最後までしっかり読んでいただきたいです。
今ボクは、病気でしばらく会社を休んでいるオジサンの代わりに工場で働いています。
このオジサンのあだ名は『スーパーマン』
名のとおり凄いのだ。
よく働くし、よく動く。
ちょっと言ってることとか仕事以外の行動はビミョーだが、仕事に関してはこの会社の中では一番尊敬している。
ボクが新入社員のとき、オジサンに悩み事(主に仕事について)を話した。
するとオジサンは2時間も話に付き合ってくれた。
55歳のオジサンが、21歳の若造の話を真剣に受け止めてくれたのだ。
本当に感動した。その話ではこんなことを言っていた。
(上司の叱咤について)「どこの会社でもそうやろな。上司はそれが仕事やもんな。ここの上司は特にそうやわ。言いたい奴には言わせとけ。どうせ自分は出来んやろと思っていればいいわ」
(本職に付く不安)
「不安はあるわな。ただ俺は期待しとるぞ。だってシン君は真面目やもん。やれると思わなあかん」
(この会社について)
「それは俺も分からん。潰れたら俺が悲しいわ。シン君は若いからいいけどよー。まあ気にしてちゃこっちがもたんわな」
等々色々な話をした。こんな人になりたいと思った。
そこからよく話すようになり、本職になっても色々な話をするようになった。
(日本の景気について)
「日本の景気が悪いのはアメリカが悪いんだわ」
(工場について)
「とりあえず俺ももうすぐ定年やでよ~若い後継ぎが欲しいんだわ。1人で作業するのキツいんだわ」
(手で回して使う機械について)
「手じゃ不完全やで足使うんやわ」
(入院中の会話)
「おお、シン君か~キツいやろうけど、しばらく頼んだぞ」
(退院後、初めて会った時の会話)
オジ:「おお、元気か~」
ボク:「あ、退院おめでとうございます。体のほうは大丈夫ですか?」
オジ:「おお、心配かけてすまんな~お蔭さまよ。どうや、大丈夫か?ツラくないか?」
ボク:「はい、ツラいというより楽しいです」
オジ:「そら~たいしたモンや。現場な方がいいのかもな」
ボク:「そうですね、動けますし」
オジ:「そうかそうか、復帰までしばらくかかるでよ~頼んだぞ~」
ボク:「任せてください」
オジ:「んなら俺行くでよ~よろしく頼んますわ」
これが…最期の会話となってしまった…
-今日の朝-
ボク:「おはようございます。昨日はスミマセンでした。仕事大丈夫でしたか?」
先輩O:「…あのさぁ…ちょっとさ…」
ボク:「はい?『挨拶したのに…』」
先輩O:「オジサンなんだけどさ…」
ボク:「どうしました?」
先輩O:「オジサン…亡くなったんだよね…」
ボク:「え…」(しばらく硬直)
先輩O:「いや…固まりすぎやて」
ボク:「え…だって…何で…」
先輩O:「うん…相当悪かったらしいね…」
ボク:「ウソ…何で…」
先輩O:「で、通夜と葬式はもう済ましたみたいでさ、明日仕事終わったらお香を焚きにいくからさ」
ボク:「あ…はい…わかりました…」
…意識もなにもしていない…自然と涙が溢れてきた。
ボク:「おはようございます…(掠れた声で)」
工場長:「おはようございます」
ボク:「…(自分の席の前で立ち尽くす)」
工場長:「大丈夫?」
ボク:「はい、喉がちょっと…」
工場長:「本当に大丈夫?」
ボク:「…はい、ちょっと…オジサンの件の話聞きまして…ちょっと…」
工場長:「うん…帰ってきてくれると信じてたのにね…うーん…」
ボク:「…はい…ですが…」
言葉にもならなかった…
我慢してるハズの涙が自然と溢れてきた。
-体操後-
全員で黙祷。
オジサンと話した言葉が自然と浮かんだ。
涙を拭い、仕事に入る。
これらの仕事をオジサンは一人でやってきた。
今日は特別な思い入れがあった。
『これらを一人でやってきたんだな…やっぱり凄いわ…』
時に、ボクは自分でこんなことを言っていた。
確かに神様に願った…だけどボクは亡くなってほしいなんて願ってない!
大切な人を失ってまで、この地位を得たくなかった…
だけど…
…
だから…
ボクがオジサンの後継ぎになる。若い後継ぎになる。
会社の方針がどうなるか分からないが、ボクにはやる気も能力もある。自信があるんだ。
本当はこのことを書くの止めようと思った。
今日ボクはかなり落ち込んでいる…
大切な人を失うのがこんなにツラく、苦しいなんて…
だから今日だけは『構ってちゃん』になる。
コメント、メール等下されば、ボクも少し立ち直れるかもしれないから…
長文スミマセンでした…
皆さんには見知らぬオジサンですが、少しでも手を合わせて下されば幸いです。
長文になります。読むなら最後までしっかり読んでいただきたいです。
今ボクは、病気でしばらく会社を休んでいるオジサンの代わりに工場で働いています。
このオジサンのあだ名は『スーパーマン』
名のとおり凄いのだ。
よく働くし、よく動く。
ちょっと言ってることとか仕事以外の行動はビミョーだが、仕事に関してはこの会社の中では一番尊敬している。
ボクが新入社員のとき、オジサンに悩み事(主に仕事について)を話した。
するとオジサンは2時間も話に付き合ってくれた。
55歳のオジサンが、21歳の若造の話を真剣に受け止めてくれたのだ。
本当に感動した。その話ではこんなことを言っていた。
(上司の叱咤について)「どこの会社でもそうやろな。上司はそれが仕事やもんな。ここの上司は特にそうやわ。言いたい奴には言わせとけ。どうせ自分は出来んやろと思っていればいいわ」
(本職に付く不安)
「不安はあるわな。ただ俺は期待しとるぞ。だってシン君は真面目やもん。やれると思わなあかん」
(この会社について)
「それは俺も分からん。潰れたら俺が悲しいわ。シン君は若いからいいけどよー。まあ気にしてちゃこっちがもたんわな」
等々色々な話をした。こんな人になりたいと思った。
そこからよく話すようになり、本職になっても色々な話をするようになった。
(日本の景気について)
「日本の景気が悪いのはアメリカが悪いんだわ」
(工場について)
「とりあえず俺ももうすぐ定年やでよ~若い後継ぎが欲しいんだわ。1人で作業するのキツいんだわ」
(手で回して使う機械について)
「手じゃ不完全やで足使うんやわ」
(入院中の会話)
「おお、シン君か~キツいやろうけど、しばらく頼んだぞ」
(退院後、初めて会った時の会話)
オジ:「おお、元気か~」
ボク:「あ、退院おめでとうございます。体のほうは大丈夫ですか?」
オジ:「おお、心配かけてすまんな~お蔭さまよ。どうや、大丈夫か?ツラくないか?」
ボク:「はい、ツラいというより楽しいです」
オジ:「そら~たいしたモンや。現場な方がいいのかもな」
ボク:「そうですね、動けますし」
オジ:「そうかそうか、復帰までしばらくかかるでよ~頼んだぞ~」
ボク:「任せてください」
オジ:「んなら俺行くでよ~よろしく頼んますわ」
これが…最期の会話となってしまった…
-今日の朝-
ボク:「おはようございます。昨日はスミマセンでした。仕事大丈夫でしたか?」
先輩O:「…あのさぁ…ちょっとさ…」
ボク:「はい?『挨拶したのに…』」
先輩O:「オジサンなんだけどさ…」
ボク:「どうしました?」
先輩O:「オジサン…亡くなったんだよね…」
ボク:「え…」(しばらく硬直)
先輩O:「いや…固まりすぎやて」
ボク:「え…だって…何で…」
先輩O:「うん…相当悪かったらしいね…」
ボク:「ウソ…何で…」
先輩O:「で、通夜と葬式はもう済ましたみたいでさ、明日仕事終わったらお香を焚きにいくからさ」
ボク:「あ…はい…わかりました…」
…意識もなにもしていない…自然と涙が溢れてきた。
ボク:「おはようございます…(掠れた声で)」
工場長:「おはようございます」
ボク:「…(自分の席の前で立ち尽くす)」
工場長:「大丈夫?」
ボク:「はい、喉がちょっと…」
工場長:「本当に大丈夫?」
ボク:「…はい、ちょっと…オジサンの件の話聞きまして…ちょっと…」
工場長:「うん…帰ってきてくれると信じてたのにね…うーん…」
ボク:「…はい…ですが…」
言葉にもならなかった…
我慢してるハズの涙が自然と溢れてきた。
-体操後-
全員で黙祷。
オジサンと話した言葉が自然と浮かんだ。
涙を拭い、仕事に入る。
これらの仕事をオジサンは一人でやってきた。
今日は特別な思い入れがあった。
『これらを一人でやってきたんだな…やっぱり凄いわ…』
時に、ボクは自分でこんなことを言っていた。
確かに神様に願った…だけどボクは亡くなってほしいなんて願ってない!
大切な人を失ってまで、この地位を得たくなかった…
だけど…
…
だから…
ボクがオジサンの後継ぎになる。若い後継ぎになる。
会社の方針がどうなるか分からないが、ボクにはやる気も能力もある。自信があるんだ。
本当はこのことを書くの止めようと思った。
今日ボクはかなり落ち込んでいる…
大切な人を失うのがこんなにツラく、苦しいなんて…
だから今日だけは『構ってちゃん』になる。
コメント、メール等下されば、ボクも少し立ち直れるかもしれないから…
長文スミマセンでした…
皆さんには見知らぬオジサンですが、少しでも手を合わせて下されば幸いです。