今日は6月以来の枝下旧用水路清掃をおこないました。今日で第17回になります。
先月7月は雨で中止だったので、雑草も竹の伸び具合もすごかったのですが、猛烈な残暑に私たちが熱中症にかかるようなことがあってはいけないと思い、いつもは第二樋門まで行って帰ってきて2時間という進み方を、今日は1時間という目標を立てて、大きなものだけ片付けるような気持ちで進みましょうと話して始めました。
それにしても雨のせいで竹が傾いています。切るとそこからたくさんの水が出てきました。
途中で先日写真展を資料室でご覧くださった方が歩いていらっしゃいました。1人で第二樋門まで行くのは怖いとおっしゃっていたので、清掃の日なら私たちも行きますよとお話ししたのでした。きちんと覚えていて来てくださいました。
第二樋門を予定通り早く切り上げ、戻ってきていつものように記念写真を撮りました。いまどきの距離感です。(今日ご参加のみなさん、私を見てください。この時点で竹鋸の鞘を持っていました。鞘を無くしたのはここから旧取水口までの間と判明しました。)
写真には5人しかいませんが、カメラマンの野原さん、先ほどの第二樋門の見学者、10月23日から始まる名鉄100年の展示のために廃線路を歩いていた豊田市近代の産業とくらし発見館・Kさん、そして旧取水口のところをもっと見えるようにしたいという願いを引き受けてひとり格闘してくださったSMさんの9人での清掃活動でした。
SMさんがほら見てごらんと言うので旧取水口のところを降りていくと、階段がきちんと整えられていて、旧取水口のところギリギリまで降りれるようにしてくださっていました。
よく見える!のと同時に、他の木々が払われたせいか、目の前のぐにゃりと曲がった木がとても目立ちました。これ、ト音記号みたいではないでしょうか。ト音記号の木と名付けましょう。今度から見学に来てくださった方にはまずここから旧取水口を見ていただこうと思います。
ああ暑かった、資料室で涼もう、というときに先ほどの写真にあった竹鋸の鞘を自分が持っていないことに気づき、SMさんが付き合ってくださって、もう一度記念写真のところまで歩きましたが、ありませんでした。私はそこで諦め、SMさんは第二樋門まで見にいってくださいました(ごめんなさい、写真で鞘を持っていることから、第二樋門にはないはずでした)。
さて、ここからは資料室サロンです。
資料室に戻ると、YKさんがいらしていました。新資料室になって初めてです。今日は先月お越しになっていない方もあったので、旧用水路の映像や写真をまずお見せすることにしました。すると1940年生まれのYKさんが、1955年前後に越戸ダムの水が抜かれ、かなりの間、昔の川の流れが見えた時期があって、自分たちは堤を歩いたというお話を聞かせてくださいました。越戸ダムに眠る旧用水路と話しているところのことです。水が抜かれると、そこには進駐軍の捨てた機材などもみつかったということでした。そういうときがあったことを知りませんでした。やはりみなで一つの写真や映像をみると、そこからあんな話こんな話と出てきて面白いですね。そうそう波岩のごつごつした大きな岩も昔は足がひたひたと濡れるほど水がかぶっていたという話でした。勘八峡の話をした時、「勘八寝覚」という言葉があったと聞きました。寝覚の床になぞらえたんですね。
本日のテーマ「続・枝下用水日記」についてもお話をお聞きしました。どんな風に読んでくださっているか、求められているかを知ることができ、次号をよりいいものにしたいとおもいました。「枝下用水灌漑地域図」もみていただき、この地図の魅力に改めて気づかされました。本日の参加は8名でした。ゆっくり話ができて、いい感じでした。
最後になりましたが、本日9:00〜9:05のエフエムとよた、お聞きいただいたでしょうか?今日は収録の時の雑談のつもりだったところがしっかり使われていて、私が枝下用水と出会うまでという話になっていました。枝下用水史研究以前のことをご存知ないかたもあって、そうだったのかとご連絡くださった方もありました。
終わってすぐに母から電話がありました。「聞いたわよ、ちょっとモゾモゾ喋ってない?」と言われました。みなさん気づいたでしょうか?マスクをしていたんです。それを指摘する人はいなかったのですが、やはり母はおかしいと思ったみたいでした。ではねと電話を切ったら、パーソナリティの葵さんが私と野原さんの関係がいいとかなんとかまだ話してくださっていて、ああ惜しいことをしました。草刈りの話もしてくださっていました。終わった後、葵さんがコメントしてくださっていたみたいです。
明日の朝お聴きくださるみなさん、終わった後もしばらくどうぞそのまま聞いてください。きっとまたコメントくださることでしょう。(なかったらごめんなさい。)
それではまた明日9:00にエフエムとよたでお会いしましょう(自分がパーソナリティみたいに言う)。
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