’９６皐月賞 ～ 優勝：イシノサンデー

サンデーサイレンスのファーストクロップが皐月賞、オークス、ダービーを制した翌年、弥が上にもＳＳ産駒に注目が集まる。
９６年初冬、ＳＳ四天王と呼ばれる４騎がいた。
２歳チャンプの バブルガムフェロー 、ラジオたんぱ杯の上位３頭 ロイヤルタッチ ・ イシノサンデー ・ ダンスインザダーク である。

この４騎を中心に ’９６牡馬クラシックロード は展開した。
ロイヤルタッチ はきさらぎ賞を、 ダンスインザダーク は弥生賞を、 バブルガムフェロー はスプリングＳを勝ち、いざ本番皐月賞へ。
そんな中 イシノサンデー だけは大崩ないものの重賞勝ちの勲章が無かった。
だが吾輩は イシノサンデー を狙った。　山内調教師のコメントを信じて。　そのコメントとは 。。。

山内調教師曰く、「イシノサンデー はデビュー以来一度も仕上げていない」と言う。
本番で仕上がれば ロイヤルタッチ と ダンスインザダーク につけられた差を逆転できると信じて。


’９６牡馬クラシックロード １冠目直前、スポーツ紙に バブルガム骨折 、ダンス熱発 の見出しが踊った。
勲章の無い イシノサンデー の影は薄くなり、ＳＳ産駒でダービー馬の弟 ロイヤルタッチ 非ＳＳの上り馬２騎
という図式の皐月賞となっていた。

結果は２年連続ＳＳ産駒のワンツー。
ＳＳ産駒がターフに登場して２年目でリーディングサイアー不動の地位を揺るぎないものにした瞬間であった。
そしてＳＳラストクロップの ２００６年クラシックロード 、ＳＳ産駒の走りや如何に