日本語は乱れているのか進化しているのか。

2ヶ月ほど前に買った某月刊文芸誌を少しずつ読み進めていて、某アーティストのインタビューを読んでいたら、最初のインタビュアーの言葉の中で、

厨房のころ…(以下略)

と、書いてあってびっくり。うわー!厨房かー。ネットではたしかに見るけど、活字にも既に「厨房」は普及してるのかー?言葉を大事に扱いそうな詩と批評(どの本かバレますね)的にもオッケーなの?誤植?それともわざと?などと頭を駆けめぐる。(「厨房」が「中坊」であったとしても、まあ多少乱暴な言葉ではあるけどね。)随分と唐突に、しかも不躾に目に入ってきたように思えて、ちょっとそこから読み進めなくなってしまった…。文芸雑誌をよく読んでいる方達がいらっしゃれば聞いてみたいのですが、これは普通のこと?

そういえばちょっと前の某少女向けファッション誌のタレントインタビューの文章に、「ふいんき」(しかもひらがなで!!)と書いてあって驚いた事がある。“←なぜか変換できない”って書いてあればまだ救われたけどねー。(笑)校正ミスなのかも知れないけどあんまりだなーと思った。

某掲示板やブログが書籍化される昨今、書き込んだときのグルーヴ感が出るのは、やっぱり口調に似た言葉だったり、顔文字系だったり、そこで使われている独特の言葉だったりするのでいたしかたないとは思うけど、個人的な意見として言うと、それ以外は活字とネット文字は分けて考えたいなあ。…と思うけど無理なお話なんですかねえ。

最後にリンク。
こんにちは撲滅委員会
「こんにちは」を「こんにちわ」と書いてしまう人たちを撲滅しようというサイト。ただ、頭ごなしに断罪!ではなく「ほんとは違うのに…」という意志を柔らかく相手に伝えよう!というちょっと気弱な運動をしているらしい(笑)。その代表者に、以前「こんにちわ!」から始まるメールが、某出版社の編集者を名乗る人物から届いたそう。(詳しくはリンク先の「こんにち○を検証する」にて。)「はじめまして」で「こんにちわ」だもんなあ。これが本当に肩書きが編集者なら結構驚くよなぁと思ったけど、「厨房」や「ふいんき」が使われるならガチかも知れませんぜ!
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« オトナ子供快進撃 紅茶が飲みたい »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。