気持ちがぐちゃぐちゃであります。
もう本当に、整理ができないほど。
混乱している。いつものことだ。
嬉しいのか、悲しいのか。
楽しいのか、辛いのか。
わからない。感情の波がどっと押し寄せる。結果、無になる。わけがわからず、無になる。わけのわからない行動をしてしまう。
フジファブリックの「ないものねだり」
今の私の心、本当にこの歌が代弁してくれているようだ。
気持ち伝えるのに いつも人は何故に
これほどまでに悩むのでしょう
時代は変わっても 便利な機械でも
ちぐはぐに絡みあったまま
僕はなんで大事なところ間違えて
膨大な問題ばかりを抱えて
いつも カッコつけられないままなんです
いっそ笑ってよ
良い歌詞ですよねぇ。何が良いって、
感じていることを言葉にできているところ。
なかなかこんなに的確に、感じたことを書けません。
口に出して伝えることに不器用だったように見える志村くん。
そんな彼だったから書けた言葉なんだと思う。言葉の人だったんだな、彼は。文字の人。書かせるともう、右に出る人はいない。詩人ですし。日記職人ですし!! 日記職人ってことば、面白い🤣 総じてユーモラスな志村くんなのでした。
さてさて本題。
今日、会社で嬉しいことがあった。
成長したなと思ったことがあった。
でもそれぐらい、なんだか悲しいこともあった。
嬉しいことがあると、同時に誰かを傷つけることもあるんだと思った。
書きたいことがたくさんありすぎるから、順番に書いていく。
①ステージに上がる志村くんの気持ちがわかった
今日、ステージで歌う彼の気持ちがわかった気がする。会社で起きたことをステージに立つ志村くんの気持ちに例えるというのは、とても失礼だし、恐れ多いのだが、誤解を恐れずに言うとわかった と思う。彼の感じていたことの10%ぐらい(笑)わかった。
会社でとある事業の担当をしている。今日はその事業を進めるためのワークショップを実施した。これまで長い時間、いろいろな調べ物をして、準備した。始まる直前、どんなふうに進行すべきかもう一度頭の中でシュミレーションする。ことばをしたためる。もうこれ以上考えるとわからなくなるだろうと思って、一旦心落ち着かせる。すると妙に冷静になる。心がどんと構えだす。ついに本番の時がやって来る。流れは考えた通りには進まない。臨機応変に動く。大勢の人の中で主張する。人が相槌を打ったり、打たなかったり。反応が気になりだす。皮肉じみた風が吹かないかと不安になる。声が小さくなる。そしてまた伝えたいことが心の中に生まれる。主張する。
その場でしか生まれない空気感が、なんとも言えない充足感につながっていた。
私は思った。
志村くんが感じていた、一つ一つの出来事に対する想いや、その重みが、やっと少しわかった。丁寧に丁寧にこしらえたもの。そのために重ねた努力や想い。やはり心に強い想いがないと、彼がなし遂げたことや、発したようなことばは生まれない。私は今日、これまでしたためていた言葉を一気に解き放った。強い想いがそうさせていた。自分が自分でないような瞬間だった。
もう一度言ってしまいます。
会社で起きたことをステージに立つ志村くんに例えるというのは、とても失礼だし、恐れ多いのだが、誤解を恐れずに言うと本当にわかった と思う。そしてそれが、飛び跳ねるほど嬉しかった。彼の心に少しだけ近づけた気がした。本当に嬉しかった。
②フジファブリックのステージでの助け合い、補い合うということ、憧れていた男の子の友情 そんなものに触れた。仲間というものを感じた
そのワークショップ、実はもう一人と運営したのだが、彼の方は人前に立って何かを言ったり、アドリブを言ったりするのが苦手。だから、完璧に裏方に回れる方。縁の下の力持ち。でもそんな彼も主体性で以って言葉で伝えた。その姿が総くんと重なって見えた。彼は小さくしぼんでしまいそうな声を、語尾を伸びやかに大きくした。うつむいてしまいそうな中、発せられたその声は、本当に総くんに似ていた。だから私はその時おこがましくも、志村くんになりきり、やっと人前に立っていた。運営の相方に助けられながら。
そして気がついた。私これまで、助けられると言うことを否定していた。でも今日はめいいっぱい助けてもらった。本当に助かった。心強かった。一人じゃ何も、成し遂げられないということを知った。
③怖くて、苦手だった人に真正面から向き合い、意見をぶつけた。感情的にならずに
自分一人で立っていた。怖かったけど。でも帰ってきた反応は予想外。私の言葉は、私の目を見ながら、彼によって受け止められた。志村くんの言葉を心の中、ひそかに思い出しながら伝えた。伝えてよかった。けれど、後々に考えたら伝えてよかったのかと考えた。もしかしたら、私の空回りだったかもしれない。強く言いすぎたな、とか。。
「人に気持ちを伝えるのはいつも大変だけど、結果はどうであれ、ちゃんと理解してもらえたのなら苦じゃないよね。それらの積み重ねで人生は歩んでいくものだと思うし、積み重なって、周りにはとても温かい人達が集まってくるものだと、僕は思う。」(「東京、音楽、ロックンロール」より)
このことばを読むと、やはり伝えてよかったのかなと思う。
④ワークショップ、成功した。ユニークな方法で「予想を遥かに超えた形で」
よかった、面白かった、予想を超えてきたという肯定的な反応が返ってきた。嬉しかった。いつも予想を超えるフジファブリックの音楽を目指して、私も丁寧にワークショップのテーマを考えた。だから予想を遥かに超えたと言われたことは嬉しかった。今日築いたものは、空気感や場の雰囲気など無形のものだが、もしこれがCDだったら、私も志村くんのように自分でCDを買いに行っていただろう。準備したこと、勉強したことは人を裏切らない。努力も。それらは自分を一人立たせる際の、糧になる。大きな大きな糧になる。自分を強くするのだと知った。知らない時の強がりと違う。知っているからこその強さ。言わない強さ。怒らない強さ。自分すらしっかりしていれば、大丈夫だという確信。心が、救われた。
⑤やはり、一緒に運営した彼に感謝!!
帰り際、一緒にワークショップを開催した彼からメールが届いていた。ワークショップが大成功でしたね! という一言のメッセージ。涙が出た。まず人としての彼の優しさに。そして、努力をしたからその言葉を素直に受け取れたことに対して。明日、運営の相方にはちゃんとお礼を伝えようと思います。
でもまだまだだ。志村くんは準備をしすぎて本番で喉を枯らして声が出なくなって。それでもまだ上を見ていた。
もっともっと、成長したいなと思いました。