バインダー

あんまり書きませんが。

劇場は怖いなぁ

2005-12-04 00:33:20 | 芝居
昨日は『ファニー・マネー』というお芝居を見てきました。
レイ・クーニー作、劇団あかぺらです。

平凡で気弱な主人公が、ある日突然大金の入ったアタッシュケースを
自分のものと取り違えて持って帰ってしまったことから始まる「ジタバタ」喜劇。
同じ作者の『二兎物語』『ネットで捕まえて』と似たようなテイスト・・・です。

昼の部はアンダーキャスト、夜の部は本キャスト公演で、両方見てきました。
昼の部ではなんと最前列!!
役者さんの声の大きさに驚きましたが、
舞台上を右から左へと動き回る役者さんを追うのが、
ちょっと近すぎるせいか疲れました・・・

ところが、夜の部では真ん中くらいの列だったんですが
それだけで役者さんの動き回る迫力が半減されてしまいました。
声もびっくりするほどの大きさではないし。
演じている役者さんの技術の差ではないはず。
劇場ってほんの少し距離が離れただけでも
見やすさ・聞きやすさが変わるんですね。
こんなに違うとは・・・初めて実感しました。

2回分見た私の印象は、本キャス公演のほうが落ち着いているということでした。
役者さんの年齢的なものもあるとは思いますが、
それ以上に一本のお芝居として、見ていて飽きないし疲れないんです。
台詞もポンポン出てくるし、展開がコロコロ変わる
とてもスピーディーなお話なんですが、本キャスのほうは
急いだり忙しくはないけれど、テンポが良い、という感じでした。
お客さんがわくわくしながらも、腰をすえて落ち着いて見られるというのは良いですよね。

他にも色々思ったことはあるんですが、まだ見ていない人もいるのでここまで!
明日が千秋楽だそうですよ。興味のある方はぜひ足をお運びください。
(しまった、チケットがあるかどうか知らない・・・!!)