加藤ミリヤ『19 Memories』PV

加藤ミリヤ『19 Memories』PVがCSでガンガンかかっていますね。
この曲は聞いてわかるように安室さんの原曲です。
それを現代の19才の心をミリヤさんがしみるように表現しています。
『LA　LA LA』に引き続き２本目！うれしい限りです、はい。

このPV全編渋谷ロケというミリヤさんのこだわりとPVにしては衝撃な映像で構成しています。
撮影当日に奇跡的に降った雪でよりいっそう深みのある映像が撮れました。
渋谷は中々撮影するのは難しいのですが、スタッフががんばってくれました。
特に渋谷のスクランブル交差点での撮影はかなり困難なのですが、なんとかすてきな映像が撮れました。
朝五時からやっていました。
企画意図はこんな感じ。。。
リアルな心情を大事に表現。

『ソツギョウ』が高校生という集団の中で個人のぶつかる心のPVならば、
このPVは『街』、『恋人』、『夢』というものにぶつかる19才をリアルに描きたいと思います。
個人だけではなく仲間、恋人、家族という出発点からじはじまり、
個々のぶつかるリアルを痛く表現したいと思います。
これは女性のためのPVでそれ以外なんでもないと思います。
強いストーリー性を表現するのではなく、一瞬一瞬の力強く感じるその時だけの時間を
一瞬一瞬の力強く感じるはりつめる女の子の心を描きたいと思います。

実際いくつかの真実の話をおりまぜつつ、企画したいと思います。

こんな感じでスタートしました。
渋谷のスクランブル交差点、
宮下公園、
クラブのブエノス、
などで撮影しています。

PVはもう少し撮影しているシーンがあったのですが、
構成上カットしています。

ダンサーの子がダンスバトルの相手チームにボコボコにされてしまうシーン、
三人がそれぞれの事件後に集まり、無言で相談できないシーン、
最後に宮下公園で雪がやみ、日が当たるシーン、
などありましたが、

尺的に収まらないのもあったのでカットしました。
このPV、暴力的なシーンもあります。
リアルにこういったシーンを撮影するのは、あまり経験がなく緊張がほとばしりました。
かっこよさを求めるのではなく、
歌詞でも表現されているように、リアルにぶつかる壁や落ちる気持ちに
少しでも明るい未来があってほしい、あるはずだと願い、想い撮影しました。

昔、娘が覚せい剤所持で捕まった親が、
警察のガラス越しで見た娘の姿を見て、しばらく刑事ドラマものやニュースが見れなくなったと
直接聞いた事があります。
リアルにPVのような体験をしている人は見れない内容かもしれません。


でも、こんな気持ちもこもっているのです。
みんな仲間でも、深い心までは話さない。
互いに自分にもっていない性格をうらやましく思う。
悪い事ばかりでもない。
でも、いい事ばかりでもない。
『どうしたらいいの？』
そう心でもがく、駄目な方に行く自分もわかる。
自分だけがこんな人生だと思っていた。
でも、その気持ちを外に出す事で初めて
他の人にも同じ『もがき』が有る事がわかる。
それを知る事によって少し一歩、前に進めたような気がする。
そんな気持ちがこもっているのです。
うまく言えませんが、
そんな気持ちがこもっているのです。

あまり、言い過ぎるといい訳くさいですね。
このへんでやめときます。

この作品,、撮影はものすごく大変だったのですが、
制作会社トンファの篠塚さんをはじめ、すべてのスタッフががんばっていただいてもらったので
気持ちのこもったPVになっています！
感謝感謝です！！！！

ミリヤさんは本当にいい歌詞をかきます。
本当に歌声だと想います。。
本物です。

さて、怒濤の２月が終わっていきます。
立て続けに３本完成したのですが、アーティストはまだ言えませんがこの３本がまたいい感じです！

でも３月はまだ暇なのです。
営業しなきゃです。。。。

加藤ミリヤ『19 Memories』PV

監督：久保茂昭
撮影：鰺坂さん
照明：平野さん


制作会社：トンファ！！！
プロデューサー：篠塚さん
PM：バッキー