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自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

桜の時期の思い出

2010-04-21 06:15:11 | ひとり言
目黒川沿いの桜並木は、葉桜になってきました。


もう桜はおしまいだなぁ・・・・と、思っていたら、今は八重桜が満開です。



若いころに、父親の会社で数年間仕事をしていたことがありました。

その当時は、父親の移動の際の運転手もやっていました。


場所が青山だったために、この桜の時期になると、外出の際は必ず青山墓地を通るようにと指示されます。


墓地の道沿いの桜並木は、それはそれはみごとなものです。
狭い道のりに、まるでアーチのような中を通るのは本当に素晴らしい。

でも、その桜の花が落ち、葉桜になったころに濃いピンクの花を咲かせてくれるのが八重桜です。




もともと無口でほとんど話をしない父親も、墓地の四つ角に立つ満開の八重桜を熱心に見ながら「あー、ようやく咲いた」とつぶやくように言っていたことを思い出します。


ボクの想像を絶する生立ちだった父に、何かしらの思い出があったのでしょうか。




目黒川沿いにも、ほんの数本だけ、八重桜があって、いま満開です。



毎日急ぎ足で通り過ぎる自分が、ほんの少しだけ立ち止まる余裕を与えてくれる八重桜です。


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