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自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

5分の満月の救い

2014-05-17 06:28:38 | ひとり言
いやぁ、昨日はなんだか、忙しかったなぁ。


基本的に、ボクは人から見たら「忙しくしている」のだけれども、自分では、自分のペースである限り、そんなに忙しいと感じない。


きっと誰もがそうなんだろうけれども、そのペースがうまく取れなくなってくると、猛烈にその忙しい感覚が湧き上がってくる。


ボクのきのうは、そんな感じ。


一昨日に引き続き、母親を急きょ病院へ連れて行き(結局しばらく入院することになった)、シンガポールでのプロジェクトのスカイプミーティングが、3時間もやって集中力がなくなり、さらに、一時間の10本ノック。(別に野球をやるわけではなくて、、、)


その間にもいろいろとあって、知らないうちに、自分をどこかに置き去りにしている感じだった。


そういえば、忙しいって漢字は、心を亡くすって書くんですもんね。


ところが、オフィスからの帰り道、ボクの心は帰ってきてくれました。


それも、一瞬にして。


目黒川の上空に、それはそれは見事な満月(一日遅れですが)が浮かんでいるではありませんか。


川沿いのビルや、街灯の光を反射させた目黒川が、美しくなっていた。


橋の上で、しばし立ち止まり、「自分が帰ってきた」感覚に包まれる。







こんな瞬間に、「つながり」を感じる。


誰かに奪われていた時間が、自分に帰ってきて、自分の時間をしっかりと刻み始める。


そして、時間が消えて、「いま」がやってくる感覚です。


この感覚がボクは大好きで、だからこそファンタジーが大好きで、だからそのことをただ伝えたくて、「ファンタジー文学の講座」をやっている。


現実世界を生きるボクたちは、知らぬ間に「自分」を奪われている。


誰かに合わせたり、人の言いなりになったり、様子をうかがっていたり、そしてそのうちに、それが当たり前だと思い込んでしまう。


ふと気づくと「自分がわからなくなって」いる。


河合隼雄先生が、繰り返し著作で言っているように、現実世界に生きるからこそ、無意識と親しむ必要がある。


児童文学や、ファンタジー文学がそれを助けてくれるから、大人たちこそ読むべきである、と。


昨晩の満月は、いろんなことをボクに返してくれたような気がする。













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