自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

25グロース日記3日目―1

2014-08-31 08:32:44 | 舞台
盛りだくさんの3日目。


この日も快晴。


間違いなく暑くなる。





6:00起床。6:30集合。


集合時間になって、なんだか子どもたちの様子がおかしい。


リーダーのTIチと、そのチームのKTO。


どうやら二人とも自分のバンダナが見当たらないらしい。


グロースでは、帽子とバンダナは必ず身に着ける。


こういうときにも、子どもたち自身に考えさせどうしたいのか、を聞くことにしている。


「忘れ物、なくしものは誰にでもあること。(コレデフツカツヅケテオナジハナシ)


そのことはとやかく言わない。


そうならないために、自分たちで何ができるのか、話し合え!」


しばらく、子どもたち全員での話し合い。


こういったことに正解なんてものはなくて、大事なことは、そこに自分の意識を向けるってこと。


何を大事にして、何を選択していくのか、と言う練習。


さて、話を合いを終えて「さぁ、どうするんだ?」


「みんなで探して欲しい!」


と言う声にこたえて、いっせいに動く。


何とか二人とも見つかって、いよいよこの日の実習。


朝食の後に、


「今日は、マウンテンバイクをやる!」


子どもたちの大好きな実習だ。


30キロ山から下りること、公道を走り、小麦を運ぶ巨大トラックが走るので危険が伴うこと、チームで声を出しい合って一列で走行すること、、、、


さらに、


「今回は高学年ばかりだから、コースを変える。スタートは銅像の広場!そこまで上ってから出発だ!」


驚きの声。





銅像の場所は、このロッジから急坂を上りきったところ。


一気に上ることなどできないほどの斜面。


それでも、マウンテンバイクに興奮している子どもたちは、新しいチャレンジにワクワクしている。





まずは、練習。


初参加組もいるし、しっかりと練習をしておかなければならない。


階段下りの練習もする。





さすがに高学年のため、みな危なげない。


そこでさらに、「中級」と呼んでいる、階段にもチャレンジすることになった。


ここは、階段が長いだけでなく途中でカーブもしている。


ブレーキングとバランスが重要になる。


もちろんチャレンジしたい子どもだけ。


階段を前に、少しビビる子どもたち。


一人、二人と必死のチャレンジに成功するも、後が続かない。


そこに、突然富さんがMTBを持ってきた。


「しばしばの持ってきたぞ!」


めずらしい。


どうしたんだ?


子どもたちが、なかなか行かないのを見た富さん。


突然、MTBで中級階段を降り始めた。


ボクの記憶の限り、富さんがこの階段を下りるのは初めて。


あれよあれよと言う間に、おり始め、カーブを曲がったところで、、、、、


バランスを失った富さんが、途中で転落!!


頭から落ちてしまった。


騒然として、皆で駆けつけると、かなりの出血、こりゃ大変!


声をかけると、富さんは


「ごめん、ごめん」と謝っている。


「そんなことはいいから、まずは静かにしておこう」


様子を見て、ダイジョウブそうだったので、子どもたちには別の場所で練習を続けるように指示。


タイミングよく、貢さんから連絡がはいり、病院へ連れて行ってもらうことに。


グロースは、この25年間で、安全を第一にやってきた。


特に大きなけがは、鎖骨骨折の子どもが一度。


あとは、ヤマダニ、ぶよ、あぶなどの虫刺されくらい。


万全の注意を払ってきたけれど、まさかスタッフチームが!!


でも、大きな事故にならずに済んで、まずはホッとした。


さて、いよいよ出発だ。


30キロのドラマが始まる。













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