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自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

珍道中 PartⅡその2

2007-10-26 21:08:11 | ばばファンタジー
ホテルのロビーから客室までは長い道のりです。
自然を生かして建てられた、このホテルは、迷路のような道が続いています。

「あらぁ、迷子になっちゃうねー」
「ほんと、迷子になって、ここに住んでたりしてねぇ、ほっほっほっ」
「大じょぶだよぉ、すぐおんだされっからぁ、きゃははっ」

何でも楽しくしてしまう、この老人たちはすごいの一言。

そして、結局、食事、入浴、外出のたびに、「方向を見失う」のです。
「あれっ、どっちだったっけ?」

夕食は、前回と同じ、中華料理。
ここの中華は本当においしい。

でも、今回の一番は「お茶」でした。

「あたし、ジャスミンティーはダメなのよ」
「あらっ、あたしもよ、なんだかにおいがダメでね」

「なににしよっか?」とボク。

「ジャスミンはダメよ」

(わかってるよ、だから何にすんのよ)

「なにがあるの?」

「はい、プーアール茶、鉄観音、ウーロン茶・・・
「あっ、ダメダメ、ウーロン茶は苦くてだめ」
「・・・・・・」
お店の人も圧倒されています。

結局「鉄観音」に決定。

その味に、一同「おいしーーーー!」

周りの客が振り返るほどの声は出さなくてもよいのだ!!

食事は、ボリュームもたっぷり、そして味も抜群の広東料理。
毎回、彼女たちは楽しみにしています。

そして、「おなか一杯で食べられないワー」と言いながら、結局デザートまでちゃんと食べるんですからね。

ボクの母親に至っては、一人暮らしのせいもあって、食事もほとんどおかず1品、ご飯に味噌汁。
全身リウマチのせいもあり、体重も29キロ。
世の女性たちがうらやむのですが、当の本人は太りたくても太れない。

昔は自動ドアに乗っても反応してくれないと嘆いていました。
そんな母も・・・・食べました。

たっぷり2時間の食事時間、しゃべりっぱなしでいたせいか、消化もよかったようです。

ボクは、そのまま風呂に直行しましたが、部屋の中では、また「お菓子の宴会」があったようです。

あー一人になりたい!
なにせ、今回は2泊もするんだ。

明日はどっかに連れていこっと。


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