自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

弱気で素直、ゲンキでわがまま・・・どっちがいい?

2012-10-17 06:58:44 | ひとり言
9月8日の早朝に、自宅で転倒し今年3度目の入院をしている母親。


当初は、さすがに気弱になっていて、


「施設に入ったほうがいいのかしら」


なんてつぶやいていた。


ボクも、ボクのアニキもさっそくいろいろと施設探しを始めて、先日は見学にも行ってきた。



ひと月以上経過して、リハビリも進んでいる今、猛烈に退院を楽しみにしている。



「このまま、体験入所するんじゃないの?」


黙ったまま、首を横に振りイヤイヤをする。


「そんなに急がなくてもいいでしょ、しばらくして落ち着いてからね」


足元がおぼつかず、つまづいたわけでもなく転んで骨折したにもかかわらず、もうあの時の気持ちはどこへやら。



「今はね、あれ食べたいのよ。ハンバーグ」


肉好きなんです、母は。


何度か連れて行ったつばめグリルか、と思いきや


「あそこのはチーズが入ってないでしょ。中にチーズが入ってるのがいいの。ぐ、ぐ、うーん、ぐすと」


「もしかしてガスト?」


「あっそこそこ。不動前にあるって。あそこまでは遠いからこの辺で探しておいて。」



ボクよりも詳しい。


どうやらテレビ情報らしい。


大体、入院中に抜け出して連れて行けっていうこと?



「それからね、おでん。今度、さつま揚げと、白滝と、それからダイコン買ってきて」



「夕食間際に買ってきてくれれば、あったかいの食べれるから。」


唯一使えていた右手の肩を骨折して、ひと月以上食事は介助。


三角巾も外れて、右手のリハビリをして、驚くことに少しずつ右手を使えるようになっている。


「リハビリの先生が、ビックリしてるの。」とうれしそう。


誰だってできれば、自分で生活していたいですからね。



まぁ、気弱になって素直な母親は、母親らしくはないのだから、いつものゲンキでわがままな母が返ってきたことを喜ぶべきか。



この母から、「自分らしく生きること」を学んでいるのかもしれない(^^)



最新の画像もっと見る

コメントを投稿