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自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

『バカの理由』 アルボムッレ・スマナサーラ

2011-10-20 07:16:12 | おもしろかった本
先日、民主党の大臣が震災で亡くなった友人を「バカ」呼ばわりしたという事で、追究されている。


真意はわからないけど、親友を亡くした悔しさに「バカ野郎」と言う気持ちはボクにも覚えがあります。



ボクが27歳でサラリーマンを辞めて3人で会社をつくりました。


3人仲良くやっていたのですが若気の至りで、事業は全くうまくいきませんでした。


結局解散しましたが、そののち、2人とも他界しました。



もう何年になるだろう。


最初に無くなったKは、白血病でした。


葬式に行く時間がなくて自宅に行ったとき、ボクは思わず



「お前、何やってんだよ!」と怒鳴ってしまったのを覚えている。


公人が高級の面前で友人とはいえ、亡くなった人をバカ呼ばわりするのは・・・・!と、追究する側は言っているのだけれど、今そこが付きどころなのかどうか・・・・??

ことさら、大げさにしなくてもいいような気がする。


「一生バカの稽古」

これは、数年間ボクがお世話になった、ある教団の開祖の言葉。


バカの意味は、人を愚弄する言葉ではあるけれど、実は深い意味がある。



『バカの理由』 アルボムッレ・スマナサーラ


スマナサ―ラさんは、スリランカの原初仏教の長老。



日本に長くいて、著作も多数。

おまけにすべて日本語自分で書いているとの事。


『怒らないこと』『怒らないこと2』は、ボクも愛読しました。


特に『仏教は心の科学』は興味深かったなぁ。


それで、今回の『バカの理由』


無智、無明について書かれたものです。


この無智は無知とは違う。


「我々すべての根源は無智です」と、スマナサ―ラさんは言います。


そしてこの無智は生命の住処であり、いいも悪いもなく、ただ一つの状態であり、そこから目覚めていくために人間には理性がある。


その理性が現実をありのままに物事を観る為に必要なものなのだと・・・。


このとらえ方も「パラダイムシフト」


新しいものの見方を知ると、新しい理性が生まれ出るようです。


ボクも一つまた目覚めたのかもしれないけど、眠りが深すぎて、気づいても気づいても煩悩から抜け出せそうにありませんなぁ・・・・(--)



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