自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

旧交をあたためる

2016-02-10 07:47:39 | ひとり言
ボクがまだ40代のころ、企業向けの研修をやっていたことがある。


ある中堅の住宅資材の会社。


全国に支店があり、その支店長さんや、幹部クラスの方々に向けて営業研修。


ちょうど、長野オリンピックの前年から約2年くらい。


その研修の窓口となってくれていたMAさん。


時折、「先生、飲みましょう」と声をかけてもらいます。


1997年頃ですから、もう20年も前のことなのに、いまだに忘れずにいてくれる。


「忘れられませんよ、あの研修で一番学んだのは私ですから」と、MAさん。


10回以上の研修に毎回参加したわけですから、確かに一番学んだのかもしれません。


「あの研修があったからこその自分」と、何度も口にされます。


あのころはバブル後半期でしたから、まだまだ世の中はイケイケGOGO。


研修も、そんな具合で結構厳しめの合宿形式の研修でした。


先日、2年ぶりの再会。


神楽坂で(黒塗りの車が何台も行き交っておりました)一杯。


いや、一杯どころか、6時から延々と飲み続け、話し続け、ふと気づいてみると、10時半。


ボクよりも5つ年上のMAさんは、若々しく輝いておりました。


「先生、今年は仕事をお願いしまするかもしれません」


ありがたいお話です。


企業向け研修でありながら、売り上げのことではなく、「自分について学ぶ」研修。


「自分とは誰か?」


「なぜその仕事をしているのか?」


「仕事をして、いったいどんな自分を実現しようとしているのか?」


当時の参加者の多くが、会社の研修と言われながら、自分と向き合う研修に戸惑いながらも、最後は涙ながらにしみじみと語る。


自分のこと、家族のこと、そして夢のある未来のこと。


「あの研修で、先生の強烈なインパクトで、自分が大事だってことを痛感しましたよ」


その後、MAさんは代表取締役を5年間務め、財界のトップクラスにまで肩を並べた。


現在は、住宅や建築関係のコンサルタントとして活躍しています。


「自分が源」


ボクの自己分析のクラスの大事なテーマです。


もうかれこれ30年近く、大事なメッセージをかわらずに伝え続けている。


いつの時代にも通じる、普遍的なテーマと言えるだろう。


もうすぐ、春からの講座が始まります。





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