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自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

力のいれどころ

2008-10-30 10:34:51 | おもしろかった本
なんとなく、それも急に、夏目漱石を読んでみたくなりました。

そして、何んとなく手に取ったのが、「道草」

ボクは、何度も言うように、いわゆる文学作品をほとんどといっていいほど読んでこなかったので、とても新鮮でした。

普段のファンタジーと違い、坦々とした盛り上がりのない、本でした。
「何かとんでもないこと」が起きるわけではなく、日常の中に、人生の過去にあった様々なしがらみが、じわじわと現れてくるような・・・。

斎藤孝さんが言う「退屈力」を伸ばすにはもってこいの作品でした。
あっ、もちろんボクにとってという意味で。

退屈力は、自分のイマジネーションを広げ、十分な忍耐力をつけるといったようなことらしいです。
今朝早く、「テレビ寺子屋」で、早口でしゃべってました。


わがままで自分勝手な作品の主人公である男性像と、しぶしぶではあるけれども結局その夫の言い分をのみこんでいく妻というすみわけが、河合隼雄先生が言うところの「母性社会の日本人」というところなのでしょうか。

わがままで自分勝手ながら、それなりに気遣いながらそんなわがままさ加減を心の中では反省している。
それでいて、口に出る言葉は優しさではなく、上から目線の軽蔑的な言葉。

まさしく母性に飲み込まれている男子の象徴です。

子どものころに喧嘩をして、負けそうになった時に「ウ、ウチノオトウサンナンカモノスゴック、ツヨインダカラナァ!」と泣きながら逃げかえるような男子。

確かにそんな部分を自分の中にも感じます。

今朝、ジムでトレーニングのコーチを受けました。

何度もけがをしてしまうのは、きっとフォームに問題があるんじゃないかと思って見てもらいました。

案の定、何から何まで「自我流」でした。

腕の使い方が違っていました。
体重の乗せ方が違いました。
肩とひじを使っていませんでした。

手首も足首もわざわざ固くなるような使い方をしていたようです。

トレーナーのMさんの指導のもと、ボクは、ミチガエルヨウニ、体の使い方をマスターしたのです!

と言っても、簡単にはいきませんね。
筋肉や、それを支える骨格たちに、まったく新しい…というよりも本来の動きをもう一度覚えさせなければならないのです。

どうやら、スポーツをやめて、社会人になって椅子に座り始めた頃から、いろんな癖がつき始めてしまったようです。

30年の道草をしてきた筋肉や骨格たちに、本来の道を歩かせてあげる旅が始まります。

なんだか大げさになってしまいましたが、けがが多いってことは、そういうことだったんだなって、納得してまいりました。

週末は、久しぶりの「柴ゼミ」

今回のテーマは「日本人論」です。

ニッポンジンの筋肉と骨格を解剖していきます。

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