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空の旅 重量オーバー泣き笑い

2011-03-09 20:48:41 | 社会

2月中旬から20日ほど日本に戻っていた。半年ぶりに地元に戻ってリフレッシュし、連日時間を惜しんで、友人、知人に会いまくり、飲み歩いていた。いよい よ帰国が迫った3月上旬、実家の床でゴロゴロしながら、iPodで中国の情報サイト「エクスプロア」を見ていると掲載されたニュースに目を奪われた。『日 本航空(JAL)が国際線手荷物ルールを変更、受託可能枠を拡大』ちょうどJALで上海に戻る予定だった私は、「お!」と記事を読み始めたが、、、、、。

 

今回の帰国で、倉庫に置いている大量の本の一部を持って帰ろうと思っており、無料手荷物許容量である20キロの重量オーバーは確実と諦めていたので、タイトルを目にして「これはラッキー!」と思った。記事によると、『(中略&一部修正)重量換算で言えばファースト・エグゼクティブクラスで最大56~66kg、エコノミー クラスでも最大で46kgの受託可能枠が増えた』(エクスプロアの記事より抜粋)それまでの20キロ、マイレージ利用した場合でも25キロまでしか無理だったのが、一気に20キロ以上増えるのである。大幅な拡大だ。

 

しかし、よく読むと4月1日以降から適用と書いてあるではないか。思わず「なんじゃそりゃ!!!」と叫んでしまった。結局、上海への帰国便で、従来のルール通り、トランク2つに計20キロまでの荷物を詰め込もうとしたが、トランク自体も結構重量があるわけで、トランクの内1つはスカスカの状態で預けることに。載せれなかった大量の本は、国際郵便で約1万円かけて送った。

 

JALの手荷物受託可能枠に関する新ルールについて、興味ある人は、JALのホームページで確認してほしい。ちなみに、ANAも4月1日から変更する。

※日本航空(JAL)が国際線の手荷物ルールを変更、受託可能枠が拡大(エクスプロア中国より)

http://www2.explore.ne.jp/news/articles/16239.html?r=sh

※全日空も中国線手荷物枠拡大~エコノミークラス46キロに(エクスプロア中国より)

http://www2.explore.ne.jp/news/articles/16249.html?r=sh

※JAL国際線受託手荷物ルールの変更について(JALホームページより)

http://www.jal.co.jp/other/info2011_0304baggage.html

 

ちょうど近くにいた母親が「LLC(格安航空会社)に対抗だからかね」と話した。決して、それだけが理由とは思わないが、確かに考えられる。自分自身が経験したからだ。

昨年11月、香港へ旅行する際、格安チケットで話題の春秋航空を利用した。もちろん、チケットが安いからだ。サーチャージ代含めても、確か約1200元くらいのチケットを手に入れた。旅行当日、上海・浦東空港のカウンターでトランクを預けようとしたら、スタッフから「そちらの荷物も」と手荷物も渡すよう言われた。そして、まさかの「重量オーバーです」という一言。その時初めて、「『手荷物』含めて15キロまで」という条件を知った。

まさか、手荷物まで含めてとは知らず、泣く泣く追加料金300元払うハメになり、格安でも何でもない通常便になったのであった。手荷物含めて15キロ以内というのは、旅行客にとっては結構厳しい条件ではと感じ、格安便はこういうところで儲けを出すのかな?と変に納得した。

 

JAL、ANAを始めとした日本の大手航空会社は、格安航空便との差別化の一環で、今回のルール変更に踏み切ったと思われる。

 

私自身は痛い思いしたので、今回のルール変更に敏感になったのだが、他の利用者はどう感じているのだろうか。案外、国際ハンドキャリーのサービスを行っている会社が一番喜んでいるかもしれない。


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