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のほほん書斎(日高茂和)

(短歌)蝉を回向す

鳴き鳴きて鳴き鳴き鳴きて墜死(ついし)せし蝉の屍(しかばね)埋(うず)め回向(えこう)す


長いこと土の中で暮らした蝉が、力一杯地上で暮らし、力尽きて落ちている。
拾って、埋めた。



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