私は私の両親や先祖の継続(いのちの変容した存在)です
ティク・ナット・ハーン
私は私の両親や先祖の継続(いのちの変容した存在)です。
私は私という自我を持っていません。
私の中を見つめると 父が見えます。母も細胞ひとつひとつの中にみえます。
細胞の中に すべての先祖が、私の国が、人々が見えます。
私でないものが 集まって、私を形成しています。
ですから、私という孤立した存在自我はありません。
それが正見(ありのままに見ること)です。
それに気づけば、もう寂しい思いはしません。
あなたは宇宙です。
この体とともに、法界身(宇宙全体のひとつの体)があり、
宇宙全体があなたの中にあります。
法界身が いまここにあります。
あなたという 孤立した存在はありません。
母、先祖、宇宙から 孤立した自分がいると思ったらそれは間違いです。
呼吸や歩く瞑想を通して ふれられるのが
No Birth No Death 生も死も無い いのちの本来の姿です。
ですから瞑想をすると満たされた気持ちになります。
あなたは自分自身を そして 自分の人生をさがしています。
瞑想に十分な時間をかけて、深く見つめ 深く聞いてみましょう。
深く見ること 深く聞くことにより
自分のいのちの本性に たどり着くことができます。
するとあらゆる差別や恐怖から開放されます